陸軍特殊部隊に所属するジョン(チャニング・テイタム)は休暇で故郷に戻ってきた。
海辺の家には変わり者の父(リチャード・ジェンキンス)が一人暮らしをしている。
特に友人もいないジョンは、大好きな海でサーフィンを楽しむ休日を楽しんでいた。
ある日、ジョンは海に落とした荷物を拾ってあげたことがきっかけで、サヴァナ(アマンダ・セイフライド)と出会う。
彼女は大学生で、休暇で海へ来ていたのだ。
運命のように惹かれ合う二人は、ジョンが出立するまでの2週間で忘れられないような時間を過ごす。
ジョンは今の任期が終わる1年後に除隊すると約束し、再会を誓った。
だが、任期も終わりに近づいた9月。
ジョンは貿易センタービルが崩壊しているニュースに、自分の運命が変わったことを知った…
一筋縄ではいかないラブストーリーでした。
陸軍兵士ジョンとサヴァナの恋の物語です。
サヴァナを演じたアマンダ・サイフリッドは『ジュリエットからの手紙』でもキュートな役を演じていましたけど
今回もキラキラしています。
ただし、『ジュリエットからの手紙』が夏に向かう季節が似合う爽やかなラブストーリーなら
今作は秋がぴったりのメロドラマ的なラブストーリーです。
二人の恋の間にはいくつもの試練があります。
中でも一番運命を狂わせたのは同時多発テロ。
きっとこの世界を揺るがせた出来事で人生が変わった人は随分多いと思うのですけど、
この主人公ジョンも大きな波に飲み込まれるように戦場へと向かいます。
それはサヴァナとの距離を大きくしていきました。
それにしても、『きみに読む物語』もそうでしたけど、この作者のラブストーリーは男性が耐えるというか
とても厳しい状況に置かれますよね。
愛を実らせるには男性が苦労しなければという感じです。
今作のジョンもとても辛い思いをします。
だからこそ、彼の愛の強さと心の優しさが静かにスクリーンから伝わって来ました。
アマンダ・サイフリッドはやっぱり可愛くてキュートでした。
途中、横恋慕してきた男には仕方ないけどずるい~とちょっぴり思ったりもしましたけど、
男性だったらこんな可愛いくて素敵な人を諦めたくはないよねとちょっと納得かも(^^ゞ
静かにラブストーリーに浸りたいなと思う時にはぴったりの1本です。
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:チャニング・テイタム アマンダ・サイフリッド リチャード・ジェンキンス ヘンリー・トーマス スコット・ポーター
2010年 アメリカ 原題:DEAR JOHN
(20110823)
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公式サイトはこちらへ http://www.cinemacafe.net/official/shinkimi/pc.html追伸
この映画は試写会で観ました。公開は9月23日以降の予定です。