大学教師のジョン・ブレナン(ラッセル・クロウ)は、愛する妻ララ(エリザベス・バンクス)と
幼い息子ルーク(タイ・シンプキンス)との3人家族で、とても幸せな日々を送っていた。
だが、ディナーを弟夫妻と一緒に過ごした翌日の朝、突然に警察が家へ押しかけてくると、
出勤の支度をしていたララを殺人容疑で逮捕してしまう。
昨夜、ディナーの前にララが駐車場で自分の上司を殺したと言うのだ。
身に覚えの無い罪に裁判で闘おうとするが、証拠はララにとって不利な物が多く、
弁護士からは上告を拒否されてしまう。
絶望したララは自殺を図り、病院へ担ぎ込まれてしまった。
その姿を見たジョンは、どんな手を使っても彼女の人生を取り戻そうと、静かな決意を固めた…
本当に厳しい時間との闘いでした。
無実の妻を取り戻すため、妻の脱獄計画を立てた男の物語です。
彼はどちらかというと優しくて気の弱そうな男で、公園で息子の世話をしていると他の子のママに
いいお父さんだと好感をもたれるような人です。
そんな彼がすべてを捨てて、妻を取り戻そうとします。
刑期を終えた元脱獄犯(リーアム・ニーソン)から秘訣を教わり、それを基に懸命に一人で行動計画を立てます。
鍵を開けるなどのちょっとした犯罪行為がネットで普通に流れているのは現代っぽいですね。
でも、もうすぐ準備が整いそうだと思っていたある日、
突然に妻が3日後に長期刑務所へ移送されることを知らされてしまいました。
それにしても、緊張しました~
ほとんどが主人公の視点で展開されて、しかも主人公はずっと計画を考え続けているのです。
しかも、ちょっと悪そうな人からも、あんたは必死すぎるから失敗するなんて言われてしまうほどで、
その必死さがずっと伝わって来て、観ている方も一緒に必死になってしまいました^^;
どうして捕まったのかと聞いたジャックの質問に、
“いつドアを蹴破られるか怖くて耐えられなかった”という元脱獄犯の答えが印象に残りました。
観終わった時、主人公たちはこれからどんなふうに生きていくのかなと考えてしまった1本です。
監督:ポール・ハギス 出演:ラッセル・クロウ エリザベス・バンクス
2010年 アメリカ 原題:THE NEXT THREE DAYS
(20110912)
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公式サイトはこちらへ http://threedays.gaga.ne.jp/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は9月23日以降の予定です。