この春頃からずっと映画館で予告編が流れていた三谷幸喜監督の新作コメディです。
今度はどんな笑いを見せてくれるのだろうかと楽しみにしていました。
豪華な役者陣の芸達者な演技と演出で最後まで楽しませてくれる作品でした(^^)
おっちょこちょいな弁護士・宝生エミ(深津絵里)は今日も法廷で資料が見つからずにドジを踏んでしまった。
すぐさま依頼者からは交代を要請されてしまう始末。
とうとう理解ある上司・速水(阿部寛)からも、この次は無いぞと言われてしまう。
そんな速水から回されて来た次の仕事は、妻の殺人容疑で裁判にかけられる矢部(KAN)の弁護だ。
矢部はエミに、自分は殺していないしアリバイがあると主張する。
だが、そのアリバイとは落ち武者の幽霊(西田敏行)によって、金縛りにあっていたというものだった…
素直に笑える可笑しさがいっぱいでした。
物語はシンプルです。
殺人事件が起き無実の罪を着せられそうな容疑者がいて、その容疑を晴らせる証人は幽霊なのです。
あとが無いエミは、その落ち武者の幽霊・更科六兵衛を証人に仕立てようとします。
そのドタバタな様子と更科六兵衛をめぐる人々の動きが可笑しかったです。
何と言ってもドジな弁護士を演じている深津絵里さんのキュートさと
更科六兵衛を演じている西田敏行さんの可笑しさは最高ですね~
この二人が頑張って何かをしようとするだけで、もう面白いのです。
その上、幽霊が見える人と見えない人の反応や、見えるのに隠している人、
あの世からの使者など、どんどん登場人物が増えていくのも楽しかったです。
そして、一人の幽霊を探そうとした時、エミには事件のからくりと真犯人が分かりました。
ワンシーンだけ登場するような無駄に豪華な出演者たちも楽しかったです。
中にはエンドロールで初めて気付く人も(^^ゞ
エンドロールに映し出される写真も楽しくて、最後までワクワクさせてくれた1本です。
監督:三谷幸喜 出演:深津絵里 西田敏行 中井貴一 阿部寛 KAN 竹内結子 山本耕史 小日向文世 草なぎ剛 浅野忠信 小日向文世
2011年 日本
(20111018)
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公式サイトはこちらへ http://www.sutekina-eiga.com/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は10月29日以降の予定です。