15歳の少年オリヴァー(クレイグ・ロバーツ)はいつも女の子のことに気が行ってしまう男の子。
ただ気が弱いので、気になっている同じクラスのジョルダナ(ヤスミン・ペイジ)には近付けない。
とりあえずは、ちょっと太めで他の男の子は気にしていない女の子と密かに仲良くなっていた。
だって、キスがしたかったから(^_^.)
でもある日、彼の友達やジョルダナがその仲良くなっていた女の子をからかっていた時、
ジョルダナの笑顔に惹かれて、ついオリヴァーもその仲間に入ってしまった。
オリヴァーはそこまで悪気は無かったのだが、結局オリヴァーの目の前で女の子が水たまりに落ちてしまう。
女の子が泣きながら去った後、オリヴァーはジョルダナに誘われた。
それはオリヴァーの本当の恋の始まりだった…
少年&少女よりも大人たちの方がちょっと変で可笑しかったです(^^ゞ
悩み多き少年オリヴァーと少女ジョルダナの物語です。
オリヴァーは、大人しくて引きこもりがちな父と、
オープンなのか大人しいのかちょっと測れない不思議な母の下で育った一人っ子。
普通の男の子なのですけど、ちょっとのび太くん風でどうも頼りない感じです。
でも、強い女の子はそういう男の子に惹かれるのでしょうか(^^ゞ
行動派のジョルダナは自分からオリヴァーを誘ってキスをします。
オリヴァーの心は一気に幸せいっぱいになります。
でも、彼の隣家に母の昔のボーイフレンドが引っ越してきて、両親の仲が怪しくなってきます。
オリヴァーは母の行動に目が向いてしまって、恋どころではなくなってきます。
しかも、ジョルダナの母に癌が見つかって、彼女の心も不安に揺れ始めます。
そんな現実に直面した時、オリヴァーの取った行動はこの恋に暗雲をもたらしました(T_T)
それにしても、映像とキャラクターがキュートでした~
音楽も素敵で、ちょっと『
(500日)のサマー』っぽい雰囲気です。
ただし、曇り空に広がる海に象徴されるように、全体的に突き抜けるような明るさは無いのですけど、
その分、ちょっとシニカルな笑いが面白かったです。
観終わった時、二人の恋の爽やかな余韻にニッコリした1本です。
監督:リチャード・アヨエイド 出演:クレイグ・ロバーツ ヤスミン・ペイジ サリー・ホーキンス パディ・コンシダイン ノア・テイラー
2010年 イギリス 原題:SUBMARINE
(20111028)
追伸
この映画は東京国際映画祭で観ました。公開予定は未定です。