昭和の時代を描いた大ヒットシリーズ第3弾です。
大好きなシリーズなので、今回も予告編を観た時から楽しみにしていました。
やっぱりほろりと泣かされて、最後には未来を信じたくなるような希望を感じる作品でした(^^)
幸せって何だろうなとしみじみ考えました。
作家の道の厳しさに揺れる茶川家と、初恋に揺れる自動車修理工場の鈴木オートの物語を中心に
東京オリンピックで沸き立つ人々の姿を描いた作品です。
子供の時に茶川家に居候し始めた淳之介(須賀健太)も高校生。そろそろ将来の道を定める時期です。
茶川竜之介(吉岡秀隆)としては自分のような苦労を味わせたくないと考え、
淳之介には物書きは止めて東大へ入るために受験勉強に励めと厳命しました。
そんな時、竜之介と同じ雑誌に連載を始めた新人の小説が人気になり始めます。
そして、竜之介の連載は存続の危機を迎えました。
また、お向かいの鈴木オートでは六ちゃん(堀北真希)が不思議な行動をとっていました。
毎朝おめかしをして、同じ時間に同じ道を曲がるのです。
するとそこには六ちゃんが以前にお世話になった病院の菊池先生(森山未來)が通りかかります。
彼女は挨拶が出来ればそれで嬉しいのです。
そんな六ちゃんが先生に恥ずかしそうに挨拶をして後姿を見送る様子を
たばこ屋のおばさん(もたいまさこ)がじっと見つめていました。
それにしても、人の成長は早いものですね~
5年も経つと小学生は受験を控えた高校生に、青森から東京へ出てきた少女は花嫁になるのです。
その成長と時代の流れがとてもパワフルで、何だかドキドキしました。
また、赤ちゃんの誕生など、素敵な話題が盛りだくさんなのも楽しかったです。
そして、何と言っても、親の苦労子知らずというか
親の愛の強さをしみじみと感じさせるエピソードに泣かされました。
この下町の人たちには会うたびに元気をもらうなと感じました。
彼らはどんな時でも、幸せを感じながら生きていけそうかもとちょっと思った1本です。
監督:山崎貴 出演:吉岡秀隆 堤真一 小雪 薬師丸ひろ子 堀北真希 須賀健太 小清水一揮 染谷将太 森山未來 大森南朋 高畑淳子 米倉斉加年
2011年 日本
(20120124)
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