今回もリスベットは痛々しかったです(>_<)
雑誌編集者ミカエル・ブルムクヴィスト(ダニエル・クレイグ)の敗訴から始まる物語です。
監督が原作に忠実な作品を目指しただけあって、
ストーリーはスウェーデン版「
ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」とほぼ同じです。
前作を観てから約2年が経ちますけど、強烈な印象はそのままでした。
裁判に負けたミカエルのもとに、元大企業の会長ヘンリック・ヴァンゲル(クリストファー・プラマー)から
40年前に行方不明になった少女の事件の調査の依頼がきます。
次第に少女の疾走の影に、未解決の連続殺人事件がからみ始めます。
そして、その調査に天才ハッカーのリスベット(ルーニー・マーラ)が加わったことから
事件の謎が急速に明らかになっていきました。
全体的にはきれいになったなという印象です。
まずは、デヴィッド・フィンチャー監督らしいオープニングの映像に、ひたすら圧倒されました。
予告編もすごいなあと思っていましたけど、このオープニングにはびっくりさせられました~
また、冬の風景なども侘しい印象だったのが、どちらかというと洗練された田舎の風景と言う雰囲気で、
その分、切り裂くような空気の冷たさが伝わってくるように感じました。
やっぱり先に観たスウェーデン版の印象が強いので、省いたところや変更したところなどは
こんなふうにしたのかと比べながら観てしまったのですけど、
それでも引き込まれるようなパワーを持つ作品でした。
少女の事件を調査していく中で明らかになる連続殺人事件も、改めて観てもぞっとさせられます。
そして何と言っても、リスベットを演じたルーニー・マーラの迫力と存在感には圧倒されました~
相変わらず長さがあるので、観るのにかなり体力と気力が必要でした^^;
そのうち、気力が戻ったら原作を読み返してみたいです。
椅子のいい劇場で観ることがお勧めの1本です(^^ゞ
監督:デヴィッド・フィンチャー 出演:ダニエル・クレイグ ルーニー・マーラ クリストファー・プラマー ステラン・スカルスガルド ロビン・ライト
2011年 アメリカ 原題:THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO
(20120130)
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公式サイトはこちらへ http://www.dragontattoo.jp/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は2月10日以降の予定です。