テイラー・キッチュはこちらの方がカッコ良かったです~
1881年。ニューヨークに住む大富豪ジョン・カーター(テイラー・キッチュ)が突然に亡くなります。
彼は死の直前に、甥エドガー(ダリル・サバラ)に自分の元へ来るようにと手紙を出していました。
駅で迎えに来た執事から事を聞かされたエドガーは、屋敷に着くと弁護士から説明を受けます。
実はジョン・カーターは彼の全財産をエドガーに残していたのです。
なぜ自分に?と驚きながらも自分宛に遺された日記を読み始めたエドガーは、
ジョン・カーターの火星での不思議な体験を知ることとなりました。
それにしても、久々にジュブナイルの世界を楽しみました~
火星での冒険といえば、100年前のSFファンタジーだったら夢そのものですよね。
主人公のジョン・カーターはそんな世界に突然に飛んで行ってしまうのです。
この物語の火星には様々な種族が暮らしていて、人間のような“赤色人”もいれば
「スター・ウォーズ」に出てきそうな手が4本もある緑色のサーク族もいます。
しかも、火星でもその人間型の人種は民族同士で戦争を起こしています。
全くどこの星にいても人間らしいなあとちょっと思ってしまいました^_^;
ジョン・カーターは軽くなった重力のおかげで別格の跳躍力とパワーを持った異人になります。
おかげですぐさま火星人に目を付けられ、否応無しに戦いに巻き込まれてしまいます。
そんな中でジョンは危機に巻き込まれたプリンセスと運命のように出会うのです。
そんなジョンはまさにスーパーヒーローでした(^^ゞ
また、ジョン・カーターが過去に戦争で深い心の傷を負った人物で、
とても強いのに戦うことに苦悩するキャラクターというのも興味深かったです。
単純に正義ためとかとか言いながら戦いに身を投じるような主人公ではないところが
この作品の大切さかも知れないと感じました。
子供たちも楽しめるような作品にはそういう心も必要なのかもですね。
全体的には本当に「スター・ウォーズ」や「アバター」を感じさせるところがあって面白かったです。
様々な作品たちの原点がこの物語にあるのかなと思うと原作にもチャレンジしてみたくなりました。
観終った時、これが記念作品なのは分かるなとちょっと思った1本です。
監督:アンドリュー・スタントン 出演:テイラー・キッチュ リン・コリンズ マーク・ストロング ドミニク・ウェスト キアラン・ハインズ サマンサ・モートン
2012年 アメリカ 原題:JOHN CARTER
(20120414)
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公式サイトはこちらへ http://www.disney.co.jp/johncarter/home.html