25年の歳月は少女たちの夢を大きく変えていました。
42歳の主婦ナミ(ユ・ホジョン)は実母が入院している病院へ見舞いに行ったところ、
偶然に入院中だった高校時代の親友チュナ(チン・ヒギョン)と再会します。
高校時代に本当に仲の良かった二人でしたけど、高校卒業後は縁遠くなっていました。
再会の喜びも束の間、チュナは自分が余命2ヶ月であることをナミに告げます。
悲しみに突き落とされたナミが思わず「私に出来ることは無い?」と聞くと、
チュナはあの頃の仲間たちにもう一度会いたいと言いました。
手がかりを求めて母校の高校へと向かったナミは、登校時間の学生の流れと一緒に歩きながら
当時の自分を思い出し始めます。
田舎からソウルへ転校して来たばかりで、おどおどしていた彼女を庇うように仲間に入れてくれたのが
チュナたち6人の同級生です。
ナミの幼さを笑いながらも、彼女の真っ直ぐなキャラクターはチュナたちに受け入れられていきます。
そして、高校生活の中で様々な出来事を通しながら、仲間たちは絆を深めていきました。
それにしても、覚悟していましたけど切ない物語ですね。
25年ぶりの再会を求めようとしても、みんなの行方はなかなか掴めません。
人探しの得意な探偵に頼んでも、難しい人は時間がかかってしまいます。
そして、時間がかかる人ほど、昔みた夢とは程遠い人生を送っていました(T_T)
それでも、彼女たちのキラキラした高校時代の日々を観るのはとても楽しかったです。
80年代のヒット曲と共に元気な笑顔が溢れている毎日には、友情と初恋の喜びが映し出されていました。
また、現代のシーンでは誰もが連続ドラマに夢中になっていて、お決まりの展開になると分かると
もう飽きたと一斉に怒り出したりするところが可笑しかったです。
そんなに連続ドラマには夢中になるものなのですね~
私の周りにも韓流ドラマに夢中な人がいますけど、やはりそういうものなのかなと改めて思いました(^^ゞ
観終った時、様々な境遇で生きてきた彼女たちのこれからの人生を応援したくなると共に、
これから自分も頑張っていきたいなと感じました。
劇中に流れていたシンディ・ローパーの「タイム・アフター・タイム」とタイトルにもなっている
ボビー・ヘブの「サニー」をちょっとラジオにリクエストしてみたくなった1本です。
監督:カン・ヒョンチョル 出演:ユ・ホジョン シム・ウンギョン チン・ヒギョン カン・ソラ コ・スヒ キム・ミニョン ホン・ジニ パク・チンジュ イ・ヨンギョン ナム・ボラ キム・ソンギョン キム・ボミ ミン・ヒョリン
2011年 韓国 原題:SUNNY
(20120519)
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公式サイトはこちらへ http://sunny-movie.com/index.html