ハワイを舞台に家族の再生を描いたジョージ・クルーニー主演のヒューマンドラマです。
アカデミー賞でも話題になっていたので、公開を楽しみにしていました。
家族に振り回されるジョージ・クルーニーに共感しながら、行く末を見つめていました。
今回のジョージ・クルーニーは本当に等身大の人でした(^^ゞ
ハワイのオアフ島で弁護士をしているマット・キング(ジョージ・クルーニー)と彼の家族の物語です。
マットは美しい妻と二人の娘を持つ弁護士です。
ただし、仕事が忙しくて家庭をあまり顧みない、夫としてはダメな人でした。
そんなある日、妻エリザベス(パトリシア・ヘイスティ)がモーターボートの事故で意識不明に陥ってしまいます。
長女のアレクサンドラ(シャイリーン・ウッドリー)はハワイ島にある全寮制の高校へ行っていて、
家には10歳の次女スコッティ(アマラ・ミラー)ひとりです。
しかも、スコッティは母が重態にあることで心が不安定になったのか、問題を起こしてばかり。
とうとう困り果てたマットは、長女アレックスを家へ呼び戻します。
でも、そんな長女から教えられたのは、ママは浮気をしていたという衝撃的な真実でした(>_<)
それにしても、こんなふうに娘たちに振り回されているジョージ・クルーニーは何だか可笑しかったです。
今回は弁護士といっても仕事が絡むシーンはほとんど無かったですし(^^ゞ
そんなマットが家族と向き合った時、家族がどれだけ自分を必要としていたかを実感します。
そして、妻の浮気相手と対峙した時、彼の頭をずっと悩ませていた広大な一族の土地の処理問題にも
本当に自分の希望する道が見えてきました。
よく考えるととても普通の人の物語のような気もするのですけど、何故か最後まで引き込まれていました。
それは脚本の力なのかジョージ・クルーニーのパワーなのか、それともハワイという地の魅力なのか
ちょっと気になった1本です。
監督:アレクサンダー・ペイン 出演:ジョージ・クルーニー シャイリーン・ウッドリー アマラ・ミラー ニック・クラウス マシュー・リラード ロバート・フォスター パトリシア・ヘイスティ
2011年 アメリカ 原題:THE DESCENDANTS
(20120519)
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公式サイトはこちらへ http://www.foxmovies.jp/familytree/trailer.html