主人公が息子に伝える“20秒の勇気”という言葉が心に残りました
動物園を買った男の物語です。
ベンジャミン(マット・デイモン)は二人の子供を持つ父親です。
最愛の妻が半年前に亡くなって、町のどこへ行っても彼女との想い出に囚われてしまい、
その心の痛みから立ち直れずにいました。
長男のディラン(コリン・フォード)も母のいない辛さからか反抗ばかりで頭を悩ませられています。
学校もとうとう退学させられてしまいました(>_<)
そんなある日、ベンジャミンはこの町から引越そうと考えます。
全く新しい環境で子供たちにも自分にも笑顔を取り戻したいと考えたのです。
自然を感じられる場所がいいと幼い娘ロージー(マギー・エリザベス・ジョーンズ)と家を探していたところ
ピッタリの環境で居心地の良い家を見つけますが、そこは動物園でした。
ベンジャミンはさすがに無理だと次へ行こうとします。
でも、ロージーが動物に語りかけながら笑顔を見せた時、彼はこの動物園を買おうと心に決めました。
それにしても、やっぱりマット・デイモンには誠実な父親が似合いますね~
シチュエーションが違いますけど、立場としては先日に観たジョージ・クルーニーの役に近いはずなのに
なんだかこちらは子供たちと一緒にいるのも、動物たちと一緒にいるのもぴったりでした(^^ゞ
そんな子供たちも良かったです。
おしゃまなロージーもいつも暗い顔をしているディランも次第に元気を取り戻していく様子が
真っ直ぐに伝わって来ました。
あと、暗いディランの心を溶かしていくエル・ファニングがめちゃくちゃ可愛かったです~
また、動物園のスタッフたちも魅力的でした。
いかにも動物好きな人たちという雰囲気で、夜に賑やかに飲んでいるシーンは本当に楽しそうです。
中でもスカーレット・ヨハンソンの存在感は抜群ですね。
動物園を必死に支えている彼女の姿から、どれだけその仕事が大変なのかが伝わって来ました。
そして、彼女を中心にスタッフが団結して頑張っている中に入った素人のベンジャミンが
彼らの心を掴んでいく様子は観ていて楽しかったです(^^)
観終った時、本当に笑顔になる作品でした。
これが実話とはやっぱりすごいなあと思った1本です。
監督:キャメロン・クロウ 出演:マット・デイモン スカーレット・ヨハンソン コリン・フォード マギー・エリザベス・ジョーンズ エル・ファニング トーマス・ヘイデン・チャーチ パトリック・フュジット ジョン・マイケル・ヒギンズ
2011年 アメリカ 原題:WE BOUGHT A ZOO
(20120525)
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公式サイトはこちらへ http://www.foxmovies.jp/sk/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は6月8日以降の予定です。