シャーリーズ・セロンの存在感は圧巻でした!
悪い女王から国を取り戻すために、白雪姫が心優しい姫から一転して剣を握り締めて戦っていく物語です。
母の願いどおり美しく生まれた白雪姫は、身も心も美しく誰からも愛されるような少女でした。
でも、母が病で亡くなり、謎の軍隊に囚われていた美しい女性(シャーリーズ・セロン)を王妃に迎えた時、
白雪姫の生活は一変してしまいます。
国王は殺され、国は魔力を持つ女王に支配されて、どんどん荒廃していきます。
そして、幽閉されたまま成長した白雪姫(クリステン・スチュワート)は、女王が自分の心臓を狙い始めた時、
小鳥に導かれるように城を脱出し、女王の魔力が届かない黒い森へと逃げ込みました。
女王は白雪姫を取り戻すために、黒い森に詳しい狩人エリック(クリス・ヘムズワース)を追っ手に選びます。
人の心の弱みに付け込むのが上手い女王は、妻を亡くして荒れた生活をしていたエリックに
亡き妻を魔力で甦らせるからと言葉巧みに説得して約束させたのです。
でも、実際に黒い森で白雪姫を目にした時、彼の心は揺れ始めます。
そして、死者を甦らすことなど出来ないと悟った時、二人で女王から逃げるために、
黒い森の奥へと進んで行く決心をしました。
それにしても、シャーリーズ・セロンの美しさには魅せられました~
今作は女王が何故こんな悪女になってしまったのかが描かれていたので、女王の強さと共に
弱さや脆さ、そして心の底に持つ悲しみも伝えてくれました。
そんな様々な感情を体現してくれるのは、やっぱりシャーリーズ・セロンの演技力の素晴らしさですね。
そして、女王の美しさが魔力そのものであると改めて知った時、
女王が白雪姫の心臓を渇望する心情が理解できて、子供の頃に童話を読んだ時よりも怖く感じました。
また、戦う白雪姫を演じたクリステン・スチュワートもぴったりで魅力的でした。
原作よりも深い役目を担った狩人のエリックを演じたクリス・ヘムズワースもカッコ良かったです(^^ゞ
観終った時、ラストの白雪姫の視線とエリックの表情を何となく不思議に思いました。
この物語のラストにはどんな意味があるのかなとちょっと気になった1本です。
監督:ルパート・サンダーズ 出演:クリステン・スチュワート シャーリーズ・セロン クリス・ヘムズワース サム・クラフリン イアン・マクシェーン ボブ・ホスキンス
2012年 アメリカ 原題:SNOW WHITE AND THE HUNTSMAN
(20120615)
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公式サイトはこちらへ http://snowwhite-movie.jp/