イーアン・マッケンジー・ジェファーズの短編を基に描いたサバイバル・アクションです。
予告編を観た時、アラスカのツンドラ地帯の風景があまりにも寒そうで、夏に観たら涼しくなれる?と
ちょっと気になってしまいました(^^ゞ
涼しいどころではなく極寒の中でのサバイバルは、まるでホラーのように人が
どんどん脱落していきました(>_<)
思わず、闇雲に進んではいけません~と思ってしまいました^_^;
アラスカの冬の嵐に巻き込まれて墜落してしまった飛行機事故から生還しようとした男たちの物語です。
石油採掘現場で狼ハンターとして働くオットウェイ(リーアム・ニーソン)は今日も疲れた顔をしていました。
愛する妻を失ってからずっと、生きる気力を無くしていたのです。
現場で人を狙っている獣を銃で撃ち殺しても、虚しさだけが心を満たしているような状態でした。
ある日、休暇を取ったオットウェイや石油採掘現場の男たちが楽しい気分で飛行機に乗っていたところ、
激しい嵐に巻き込まれた飛行機が墜落してしまいます。
場所は人里離れたアラスカの雪原で、零下20度の厳しい環境です。
必死に生存者を探し、食べ物や燃やすものを確保しますけど、
待っていても救助が来る見込みはありません。
しかも、その場所は狼の群の狩り場になっていました。
見張りを立てても襲い掛かってくるような狼たちに、生存者たちはなすすべもありません。
その時、狼に詳しいオットウェイは生存者たちに、ここにいたら狼に襲われるだけなので、
ここから遠くに見える森に移動しないかと提案します。
でも、それは死への旅立ちでした。
それにしても、とてつもなく寒そうな映画でした~
しかもまた狼が巨大で怖いのです。
火の傍に居るからとか安心していても、人間など一撃で倒されてしまいます。
しかも逃げても逃げてもしつこく追ってくるのです。
生存者たちが進むたびに人が少なくなってきます。
最後は主人公の強い意志とボス狼との死闘のような展開になっていきました(T_T)
アメリカ映画なのですけど、アメリカらしくない風景とラストの見せ方が何となくヨーロッパ映画のようでした。
観終った時、エンドロール後の1シーンは一体何を見せていたのだろうともう一度見たくなった1本です。
監督:ジョー・カーナハン 出演:リーアム・ニーソン フランク・グリロ ダーモット・マローニー ダラス・ロバーツ ジョー・アンダーソン ノンソー・アノジー ジェームズ・バッジ・デール ベン・ブレイ
2012年 アメリカ 原題:THE GREY
(20120720)
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公式サイトはこちらへ http://grey-kogoeru.com/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は8月18日以降の予定です。