道尾秀介著の同名小説を阿部寛主演で映画化したサスペンスです。
予告編を観て、これは面白そうと公開を楽しみにしていました。
5人それぞれのキャラクターが創り上げるコラボレーションにワクワクするような作品でした(^^ゞ
阿部寛さんの髪型に一番驚きました~
様々な過去を持つ5人が、自分の未来を変えるために詐欺で悪人を退治しようとするサスペンスです。
“タケ”こと武沢竹夫(阿部寛)は、相棒の“テツ”こと入川鉄巳(村上ショージ)とコンビを組んで
仕事をしている詐欺師です。
タケはテツと相棒になってそれほど長くないのですけど、明るい性格のテツは無邪気に
タケとコンビが組めるようになったことを喜びながら日々を過ごしていました。
ある日、仕事が上手くいって楽しい気分でアパートへ帰ってくると、
大勢の人集りの向こうに煙が上がっているのに気付きます。
慌てて近付いてみると、自分たちのアパートが火事になっていました。
それを見たタケは顔を青くし、ここからすぐに逃げなくてはと、
訳の分からない顔をしているテツを急かして走り出します。
そしてその夜、公園の遊具の下に隠れたタケは、テツに自分の過去を話し始めました。
それにしても、みんないい顔をして演じていますね~
監督さんが納得行くまで何テイクも重ねたそうですけど、それだけの頑張り甲斐があった気がします。
借金から人生を狂わせてしまった真面目なタケ。
おっちょこちょいだけど笑顔を絶やさないテツ。
妹だけどしっかり者で料理上手のまひろ(能年玲奈)。
姉なのに家事は全くダメで、お気楽な楽天家のやひろ(石原さとみ)。
やひろの恋人で、大きな身体だけど気が弱くてのんびり屋の貫太(小柳友)。
この5人が繰り広げる一世一代の詐欺が面白くて、ドキドキしながら観ていました(^^ゞ
でも、やっぱり騙されるという宣伝を聞くと、何か構えて観てしまいますね^_^;
ラストは予想と比べてなるほどと思いつつも、謎が明らかになっていくのは面白かったです。
観終った時、宣伝など忘れて5人の活躍を楽しむのが1番だなと思った1本です。
監督:伊藤匡史 出演:阿部寛 村上ショージ 石原さとみ 能年玲奈 小柳友 鶴見辰吾
2012年 日本
(20121123)
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