南アフリカのヨハネスブルクを舞台にポール・ウォーカー主演で描くカーアクション&サスペンスです。
ずっと車に乗って展開していくって、どんな物語なのだろうと気になっていました。
全体的にはポール・ウォーカーとヨハネスブルクの街のコラボレーションという感じで
ちょっとダークでハードな展開にうわーっと思いながら観ていました。
運の悪い男って、ここまでトラブルに巻き込まれてしまうの?と思ってしまいました(T_T)
警察に追われてカーチェイスを繰り広げているシーンから始まる物語です。
マイケル(ポール・ウォーカー)はアメリカからヨハネスブルクまで、別れた妻に会いに来ました。
彼は交通事故を起こして服役し、ようやく出所したところで、
また、過去にはアルコールの問題も抱えていました。
それでも、彼は立ち直った姿を元妻に見せたくて、必死にアフリカまでやって来たのです。
でも、彼の訪問は出だしから躓きました。
借りたレンタカーが手違いで違う車になっていたのです。
受付の女性は慌てて責任者に代わろうとしたのですけど、飛行機の遅れであせっていた彼は
とりあえず今はこのまま乗っていくと断って、そのレンタカーを発進させました。
それが、全ての災難の始まりでした(T_T)
それにしても、運の悪い人でした~
手配ミスされた車に乗ったら、いきなり犯罪に巻き込まれてしまうのです。
しかも、不慣れな街で右往左往しているうちに、どんどん深みにはまっていきます。
銃で狙われるし、警察にも追われるし、死にも立ち会うことになってしまいます(T_T)
そんな中で彼は思いもかけない責任までも背負わされてしまいます。
その責任をどうするか悩んだ結果、彼は自分の出来る限りのことをしようと決心をします。
でも、とうとう絶体絶命にまで追い詰められていきました。
全体を覆う荒んだ街の空気が何とも不気味でした。
その中で災難のきっかけとなった事件は言葉でしか出てこないのですけど、
現実にはあって欲しくないような出来事でした。
そして、そんな中をひたすら悩みながら車を走らせるポール・ウォーカーの横顔が印象的でした。
観終った時、この街で生きるのは辛いなあとしみじみと感じたと同時に、
負け続けだった“クッキー・ボーイ”主人公の悪夢が終わって良かったとほっとした気持ちになった1本です。
監督:ムクンダ・マイケル・デュウィル 出演:ポール・ウォーカー ナイマ・マクリーン
2012年 アメリカ/南アフリカ 原題:VEHICLE 19
(20130310)
→
公式サイトはこちらへ http://tousousha.com/