映像で観るとクラシック音楽のコンサートが身近に感じられて楽しかったです(^^)
指揮者グスターボ・ドゥダメルがベルリン・フィルと行なった初レコーディングの様子を映し出した作品です。
今回、試写で上映された曲は
R. シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》
R. シュトラウス:交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》です。
(映画館の上映ではあと1曲、交響詩《ドン・ファン》もあるそうです。)
『2001年宇宙の旅』で有名な交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」を最後まで聴いたのは初めてです。
出だしは本当に有名ですね~ 聴いただけで宇宙に行った気分になります(^^ゞ
そして、その後は… なるほど、難しそうな曲ですね。
トークショーで、以前にパッケージが発売になった時に、ニーチェの文庫本が特典で付いたと
言っていましたけど、それも納得だなと思いながら聴いていました。
でも、難しいなりに面白かったです(^^ゞ
もう1曲の「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は楽しい曲ですね。
後でどんな物語かと調べてみたら、いたずら好きで好き放題にいたずらを繰り返すティルが
最後には死刑になってしまうというちょっとブラックなストーリーでした^_^;
でも、全体的にいたずらと笑いに満ちているような明るい印象が残りました。
ちゃんと出会ったことの無いクラシック音楽のコンサートが面白く感じられたのは
音が綺麗な上に、映像があったからかも知れません。
映像には、表情豊かに指揮をするドゥダメルの様子や、彼と共に曲を創り上げている
ベルリン・フィルの団員たちの顔がアップでしっかりと映し出されています。
クラシックの演奏シーンはドラマでくらいしか観たことが無かったので、
指揮者がこんなに躍動的に見えるのかとびっくりでした(^^ゞ
また、音がカッコいいのです~
音楽には疎い私でも、うわー、カッコいいなあと思えてくる音楽でした。
演奏される音楽にワクワクしたのと同時に、録音でもこんなに深い音が伝わるのだなあと改めて感じました。
トークショーで、音が3Dになっていると言っていた意味がちょっと分かった気がしました(^^ゞ
今回のこの演奏の発売はCDなのですよね。
ブルーレイでも発売してくれないかなあとちょっと思った1本です。
(20130725)
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公式サイトはこちらへ http://emimusic.jp/classic/dudamel/追伸
この作品は角川シネマ有楽町で8月9日(金)までの期間限定ロードショーです。