適性が5区分ってとっても極端だなあと思ってしまいました(-_-;)
最終戦争から100年後のシカゴでは、奇跡的に生き残った人々が共同体で暮らしていました。
成長してティーンエイジャーになると“選択の儀式”に参加します。
まずは人格判断テストを行い、その結果を受けて自分で所属する共同体を選択するのです。
人々は勇敢(軍事・警察)、高潔(司法)、無欲(政権)、平和(農業)、博学(教育・研究)の
5つの共同体に分かれて暮らし、一度その共同体に入ると違う共同体の人とは暮らせません。
違う共同体を選べば、家族とも離れ離れになってしまいます。
無欲の両親のもとで育ったベアトリス(シャイリーン・ウッドリー)にも選択の儀式を受ける時が来ました。
まず、人格診断を受けたところ、検査官をしていたトーリ(マギー・Q)にここから逃げろと言われます。
ベアトリスの結果は5つのどれにも属さない“異端者”だったのです。
異端者とみなされた者は社会を破壊する危険人物として暗殺されてしまいます。
トーリは手動で“無欲”に登録したからと告げると、誰にも言うなと強く指示して彼女を送り出しました。
選択の儀式の日が来ました。
ほとんどが育ったものと同じ共同体を選ぶことが多い中、ベアトリスは“勇敢”の共同体を選びます。
彼女は鏡を見るのも良くないとされるような無欲よりも、生き生きとしている勇敢に惹かれたのです。
でも、彼女は根性はあっても、体力的にも能力的にも同期の中では低いランクでした。
そして、今のリーダーが作った新ルールでは、最下位のランクになると共同体を追い出され、
居場所の無い無派閥になってしまう運命が待っていました(-_-;)
それにしても、何だか嫌な世界ですね~
「ハンガー・ゲーム」は思いっきり格差社会でしたけど、こちらは区別された集団社会です。
しかも、一度入ったらそこからは変更できません。
脱退したら施しを受けながら生きる無派閥になってしまうのです。
主人公は両親とは違う共同体を選んでしまったので、両親を頼ることも出来ません。
10代の子供にしては過酷だなあと思いながら観ていました。
しかも、勇敢の共同体ではシビアな競争社会で虐めや差別が日常茶飯事です。
新人の指導者であるリーダーは性格も歪んでいて、新人が傷付いても死んでも構わない感じです。
とても嫌な奴で、自己主張をするベアトリスは目を付けられてしまいます。
そんな彼女を影から支えたのは、優秀なのに何故かリーダーになろうとしない
フォー(テオ・ジェームズ)でした。
SFアクションで、主人公が頑張り屋さんで、世界を揺るがす秘密を持っていて…
でも、「ハンガー・ゲーム」よりはシンプルな展開なので、とても気楽に観られます。
主人公が心身ともに可愛いですし、まだまだ続きはありそうですし(^^ゞ
ただ、これから一体どうなるのか分かりません~
恋人二人揃ってどういう運命を辿るのか続きがちょっと気になりました。
観終った時、あんな機械で心って本当に分かるのかなあと思うのと同時に
こんな世界に居たら、生きていくのは大変!と思ってしまった1本です。
監督:ニール・バーガー 出演:シャイリーン・ウッドリー テオ・ジェームズ ケイト・ウィンスレット レイ・スティーブンソン アシュレイ・ジャッド トニー・ゴールドウィン マギー・Q
2014年 アメリカ 原題:DIVERGENT
(20140712)
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公式サイトはこちらへ http://divergent.jp/