立っている迫力だけで他者を圧倒していました~
主人公の朝の風景から始まる物語です。
目覚ましの音が鳴っている部屋のベッドの中は空っぽで、シャワーの音が聞こえていました。
マッコール(デンゼル・ワシントン)は仕度を終えると、整然と片付けられた部屋を出て、
職場のホームセンターへと向かいます。
物静かな彼はいつも真面目に仕事をしていて、職場の先輩格として後輩に気にかけるなど面倒見もよく
職場の仲間たちから信頼を寄せられている人でした。
家に帰宅してベッドに入った彼は、眠れずに再び起き上がると近所の24時間ダイナーへ向かいます。
実は彼は夜眠れない人で、いつも眠れぬ夜をダイナーでの読書で過ごすのです。
持参した紅茶パックを取り出すと、店員がカップとお湯を用意してくれます。
そして、密かな目標を立てている読書をしながら、静かな時を過ごしていました。
そんな真夜中のダイナーで、マッコールは疲れた少女テリー(クロエ・グレース・モレッツ)と出会います。
彼女は夜の仕事についていて、次の仕事に呼び出されるまでのひと時をこの店で過ごしていました。
本に興味を見せたテリーとマッコールは次第に心を通わせます。
そして、本当は歌手志望というテリーの夢を聞いた彼は、人は成りたいものに成れば良いと告げます。
でも、その後、彼女は姿を見せなくなってしまいました(>_<)
それにしても、やっぱりデンゼル・ワシントンが演じると説得力がありますね~
敵がどんどん大きくなっていって展開がかなりびっくりなのですけど、
彼の佇まいと存在感で一気に物語を引っ張っていきます。
また、役のために体重を増やして挑んだというクロエちゃんも、逃れられない定めの中で
少女らしい夢をみる哀しいテリーを体現していました。
そして、そんな二人の物語がハリウッド映画らしいアクションと共に描かれていく展開に惹かれました。
死体写真とか、あまり直視できないシーンもありましたけど、終わりは爽快でした。
観終った時、こういうカッコいいデンゼル・ワシントンをまた観たいなあと思った1本です。
監督:アントワーン・フークア 出演:デンゼル・ワシントン マートン・ソーカス クロエ・グレース・モレッツ デビッド・ハーバー ビル・プルマン メリッサ・レオ
2014年 アメリカ 原題:THE EQUALIZER
(20141108)
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公式サイトはこちらへ http://www.equalizer.jp/