インパクトのあるモノクロの映像で非情な世界を描いた「シン・シティ」の続編です。
何故か前作を観ていたので、気になってチャレンジしてみました。
うわ~こういう世界でしたか~と思うような愛と欲と憎しみでドロドロの世界がスクリーンに広がっていました。
誰もが哀しい人たちでした(-_-)
3人の物語が綴られている作品です。
若きギャンブラーのジョニー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は勢いに任せて
街を牛耳っているロアーク上院議員(パワーズ・ブース)とカードの掛けに挑みます。
実はジョニーはロアークに対して密かに憎しみを抱いていて、その全てをこのゲームにかけていました。
腕利きの探偵のドワイト(ジョシュ・ブローリン)は、過去に愛する女に裏切られた過去がありました。
その女エヴァ・ロード(エヴァ・グリーン)が突然に彼に近付いてきます。
現在、彼女は結婚した男にとても辛いことを強いられているというのです。
彼女の訴えと彼女への愛に身を委ねてしまったドワイトは、彼女を救うために行動を起こしました。
酒場で踊っているナンシー(ジェシカ・アルバ)は、ロアーク上院議員によって死に追い込まれた
恋人ジョン・ハーティガン(ブルース・ウィリスへの想いが忘れられずに苦しんでいました。
ナンシーの側にいると言っていた恋人が、彼女を守るために死を選んだのです。
やがて、その哀しみはロアークへの憎しみと変わっていきました。
それにしても… やっぱりハードですね~
暴力でしか何も解決できない世界に生きるのは、生半可なことではありません。
男は力に頼り、女は男の力を利用するという展開の中で血がどんどん流されていきます。
悪人だけでなく、悪くない人もどんどん殺されていくのは観ていて哀しかったです。
そして、何と言ってもジェシカ・アルバとエヴァ・グリーンの女性2人が凄いですね~
特にエヴァは物語だけではなく、映画を観ている男性たちを全て虜にするのではというくらいの存在感でした。
2時間内の作品なのに、観るのにエネルギーが要りました^^;
観終わった時、誰もが必死に生きているのに幸せに見えないなとちょっと思った1本です。
監督:ロバート・ロドリゲス フランク・ミラー 出演:ミッキー・ローク ジェシカ・アルバ ジョシュ・ブローリン ジョセフ・ゴードン=レヴィット ロザリオ・ドーソン ブルース・ウィリス エヴァ・グリーン パワーズ・ブース
2014年 アメリカ 原題:SIN CITY: A DAME TO KILL FOR
(20150112)
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公式サイトはこちらへ http://sincity.gaga.ne.jp/