チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密

絵画を巡る謎に美術商が挑む、キリル・ボンフィリオリ著の小説をジョニー・デップ主演で映画化した作品です。
予告編を観て、何だか変なキャラクターだなあと気になっていました。
ジョニー・デップにお似合いのとぼけた主人公以上に、周りが大活躍する可笑しい作品でした(^^ゞ

ポール・ベタニーがめちゃくちゃ出来るいい奴なのに、とても気の毒でした^_^;

絵を修復中の女性が忍び込んできた男に作業場で殺されて絵を盗まれるところから始まる物語です。
その絵を盗んだ男は家を出たところで待ち伏せしていた誰かに襲われて、絵を盗まれてしまいます。

同じ頃、美術商のチャーリー・モルデカイ（ジョニー・デップ）は組織のボス相手に商談を行っていました。
ボスが気に入りそうな中国の壷を持ってきたのです。
でも、前回の取引でモルデカイに偽物を掴まされた覚えのあるボスは、金を払わずに壷を奪おうと狙っていました。

それにしても、変なキャラクターですね～
現代に生きる普通の人でちょっとずるい美術商のはずなのに、怖がりで何も出来ません^_^;
その分、彼にとても忠実なジョック（ポール・ベタニー）が満身創痍になりながらも彼を守りますし、
美人で賢くて行動力もあるチャーミングな妻ジョアンナ（グウィネス・パルトロウ）が
髭アレルギーにもめげずに彼を助けます。
モルデカイはこの二人が傍にいてくれるからこそ、生きていけるのですね(^^ゞ

そして、学生時代からのライバルでMI5のマートランド（ユアン・マクレガー）に引き込まれて
盗まれた絵画を巡る事件に関わっていきます。
ロンドンからロシアへ誘拐されたり、絵を見つけるためにロサンゼルスへ飛んだりと、どんどん巻き込まれます。
もちろん、モルデカイは危機のたびに切り抜けていきます。
ただし、その度にジョックが痛そうな目に合って気の毒でした^_^;

誰もが楽しそうに演じていました(^^)
観終った時、私もあの髭は嫌かも（笑）とちょっと思った１本です。



監督：デヴィッド・コープ　出演：ジョニー・デップ　グウィネス・パルトロウ　ユアン・マクレガー　オリビア・マン　ポール・ベタニー
2014年　アメリカ　原題：MORTDECAI
（20150225）

→公式サイトはこちらへ　http://www.mortdecai.jp/