台詞で次々と登場するハリウッドスターの名前に思わず笑ってしまいました~
舞台劇のリハーサルから始まる物語です。
リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は“バードマン”という大ヒットしたシリーズで一世を風靡した俳優です。
でも、今は映画出演も無く人々から忘れ去られようとしている過去のスターでした。
そんなリーガンは自分の役者人生を賭けて、自分の製作・演出・主演の舞台劇を行おうとしていました。
今日は初日を数日後に控えた大切な練習をしていましたけど、どうにも主要キャストの俳優の演技が気に入りません。
この役者を首にしたいと思いながら練習をしていると、その俳優は舞台上の事故で救急車で運ばれてしまいました。
これでは初日に幕をあげることはできません。
困ったリーガンが代役を立てようとしても、めぼしい人は皆、超大作アメコミ映画の撮影に入っています。
途方に暮れたリーガンの前に、人気俳優のマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)が現れました。
実はこの舞台に出ているレズリー(ナオミ・ワッツ)が彼に声をかけたのです。
試しにリーガンがマイクに芝居を仕掛けると、マイクは最高の演技で受けました。
そして、彼の演技に惹かれたリーガンはそのままマイクに役を引き受けてもらうことにしました。
それにしても、ブラックですね~
怪我をした役者の代わりを探すためにリーガンが次々とあげる役者が
みんなアメコミ映画の撮影中というのが笑えます。
それ以外にも所々で知っている名前が登場するたびについ笑ってしまいました(^^ゞ
マイケル・キートンをはじめとする俳優陣もみんなさすがの上手さです。
やっぱり演技の上手い人たちは観ていて心地良いですね。
ブラックユーモアに笑いつつも、最後にはすっかりリーガンの行く末を心配してしまいました。
そして、“無知がもたらす予期せぬ奇跡”の意味が分かった時、ちょっとだけほっとしました。
映像の面白さとか過去の栄光を背負うスター俳優の厳しさとかいろいろ感じるところもありましたけど、
観終わった時はやっぱり変な映画だったなあと笑ってしまった1本です。
監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ 出演:マイケル・キートン エドワード・ノートン エマ・ストーン ザック・ガリフィアナキス アンドレア・ライズボロー エイミー・ライアン ナオミ・ワッツ リンゼイ・ダンカン
2014年 アメリカ 原題:BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)
(20140429)
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公式サイトはこちらへ http://www.foxmovies-jp.com/birdman/