悲観的な未来を打破するパワーは夢見る少女が持っているものなのねと思ってしまいました。
破壊工作から始まる物語です^_^;
闇に紛れて宇宙船の打ち上げ施設へと侵入した17歳のケイシー・ニュートン(ブリット・ロバートソン)は
施設の解体作業を遅らせるべく、重機の配電盤を次々と壊していきました。
でも翌朝、作業に関わる父が言うことには、重機を交換して作業を続けるということでした。
そんなケイシーに一人の少女がピンバッチをこっそりと託しました。
ケイシーはピンバッチに気付かないまま、次の破壊工作を行おうとします。
でも、行動は予測されていて失敗し、警察に捕まってしまいました。
父が呼び出されて釈放されたケイシーは、返却された持ち物の中にピンバッチがあることに気付きます。
自分のものでは無いと返そうとした彼女がピンバッチに触った時、目の前には美しい風景が広がりました。
その風景に魅了されて進み始めた彼女は、見えない壁にぶつかってピンバッチを落としてしまいます。
我に返ったケイシーは元の警察署に戻ってしまいました。
それにしても、予告編で感じたとおり、明るいだけの物語ではありませんね。
科学は未来を作る架け橋になりますけど、使い方によっては破滅への道を作ってしまいます。
明るい未来を信じるからこそ、そんな未来が約束されるのです。
そこを間違えた大人が使う科学には、ろくな未来は待っていませんでした(-_-)
ケイシーは強い意志を持って明るい未来を夢見る少女だからこそ、ピンバッチを託されます。
でも、子供が出来ることには限界があります。
未来を変えるパワーがあることを大人に信じてもらわなければなりません。
かつては未来への希望を持っていた少年だったフランク・ウォーカー(ジョージ・クルーニー)は
半分無理やりですけどケイシーと行動を共にしていきます。
彼が彼女を信じたからこそ未来への架け橋が途切れないのですよね。
そんなフランクにジョージ・クルーニーはぴったりでした。
そして彼が色々見せてくれる、世界から隠されていた秘密は楽しかったです。
観終った時、う~ん、この映画は未来への警告でもあるのかなあとちょっと感じた1本です。
監督:ブラッド・バード 出演:ジョージ・クルーニー ヒュー・ローリー ブリット・ロバートソン ラフィー・キャシディ トーマス・ロビンソン ティム・マッグロウ ピアース・ガニォン
2015年 アメリカ 原題:TOMORROWLAND
(20150616)
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