今日は六本木で東京国際映画祭の3作品にチャレンジして来ました！
- お
1本目は「OK Darling」です。
恋はしたいけど結婚はNGという現代っ子らしいカップルの恋の行方を描いたインド発のラブストーリーです。
ゲームのプログラマーとしてアメリカを目指すアーディと、建築家としてパリ留学を目指すターラー。
友人の結婚式で出会った二人は意気投合し、二人がそれぞれ海外へ行くまでという条件で同棲を始めます。
二人とも自分のキャリアを優先し結婚はしたくない派でした。
でも、実家から離れている一人娘を警察署長に監視させるほど厳しい母を持つターラーと
厳格な兄には逆らえない弟アーディという二人なので、次第に恋の道のりが難しくなっていきます。
それでも、階級差やお互いのキャリアを尊重しつつハッピーエンドに向かっていてほっとしました。
昨年観た『マダム・イン・ニューヨーク』の時も思いましたけど、最近のインド映画には
女性の結婚や家からの解放を感じるような作品が増えているのですね。
そんなことを想いながらニッコリして観終わった1本です。
「OK Darling」
監督：マニラトナム 出演：ドゥルカル・サルマーン ニティヤー・メーナン プラカーシュ・ラージ リーラー・サムソン
2015年 インド 原題：O Kadhal Kanmani
→東京国際映画祭の公式ホームページはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=153
2本目は「フル・コンタクト」です。
アメリカ本土からのドローンの遠隔操作による海外での爆撃をテーマにした作品です。
最近、日本公開された『ドローン・オブ・ウォー』は未見ですけど、多分全く違う雰囲気の作品だろうと思います。
こちらは同じ主人公で描かれた3部作の構成で、
現実 → 現実だか幻想だか分からない不思議な世界 → 現実だけどアメリカではなく軍から離れた世界
と謎めいた展開で、寓話の物語でもあるようなストーリーになっていました。
最初の物語では、日々ドローンを操作している主人公アイヴァンの日常から始まります。
でも、上からの命令により攻撃した建物が、実は子供たちの寄宿学校だったことが判明してから、
彼の精神は壊れていきます。
2話目はアイヴァンが一人で砂漠にいたところ敵が現れたため、彼は機関銃を手に敵を次々と殺します。
でも、彼が殺したのは寄宿学校への攻撃で亡くなった人たちです。
心が認めまいとしていた、自分は敵の死に直接関わっているという現実が現れているようにも感じました。
3話目は心の傷を抱いたまま転職したアイヴァンが裏社会の賭け試合に出るためにボクシングを習い始め、
ボコボコにされながらも生きていると身体で感じていく物語です。
主人公はハイテクで作られた高い場所から、ようやく地に足の着いた戦いへと降りてきました。
どんな解釈でも出来そうな難しい映画だったので、Q&Aがあってほっとした1本です。
「フル・コンタクト」
監督：ダビッド・フェルベーク 出演：グレゴワール・コラン リジー・ブロシュレ スリマヌ・ダジ
2015年 オランダ＝クロアチア 原題：Full Contact
→東京国際映画祭の公式ホームページはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=11
3本目は「少年班」です。
1978年に開始されたIQの高い子どもを全国から集めて英才教育を受けさせる制度が“少年班”です。
監督さんもこの少年班の出身で、彼の実体験をもとに創られた物語なのだそうです。
15歳頃の恋に目覚める少年たちの恋心が純粋で可愛かったです。
裏切られたと思ったら爆弾を作ってしまうのも、ある意味、純粋さゆえかも知れません^_^;
天才少年たちにも恋や友情はあるので、“天才”を差し引けば普通の恋する少年少女と一緒です。
そんな子供たちの短い青春は純粋で切なくて色々な想いを伝えてくれました。
でも、一番切なかったのは、彼らに夢を託そうとしたチョウ先生の気持ちかも知れないなあと感じた1本です。
「少年班」
監督：シャオ・ヤン 出演：スン・ホンレイ チョウ・トンユイ トン・ツージエン ワン・ユエシン リウ・シーロン リー・ジアチー シアティエン
2015年 中国 原題：The Ark of Mr. Chow
→東京国際映画祭の公式ホームページはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=145
（20151027）
恋はしたいけど結婚はNGという現代っ子らしいカップルの恋の行方を描いたインド発のラブストーリーです。
ゲームのプログラマーとしてアメリカを目指すアーディと、建築家としてパリ留学を目指すターラー。
友人の結婚式で出会った二人は意気投合し、二人がそれぞれ海外へ行くまでという条件で同棲を始めます。
二人とも自分のキャリアを優先し結婚はしたくない派でした。
でも、実家から離れている一人娘を警察署長に監視させるほど厳しい母を持つターラーと
厳格な兄には逆らえない弟アーディという二人なので、次第に恋の道のりが難しくなっていきます。
それでも、階級差やお互いのキャリアを尊重しつつハッピーエンドに向かっていてほっとしました。
昨年観た『マダム・イン・ニューヨーク』の時も思いましたけど、最近のインド映画には
女性の結婚や家からの解放を感じるような作品が増えているのですね。
そんなことを想いながらニッコリして観終わった1本です。
「OK Darling」
監督：マニラトナム 出演：ドゥルカル・サルマーン ニティヤー・メーナン プラカーシュ・ラージ リーラー・サムソン
2015年 インド 原題：O Kadhal Kanmani
→東京国際映画祭の公式ホームページはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=153
2本目は「フル・コンタクト」です。
アメリカ本土からのドローンの遠隔操作による海外での爆撃をテーマにした作品です。
最近、日本公開された『ドローン・オブ・ウォー』は未見ですけど、多分全く違う雰囲気の作品だろうと思います。
こちらは同じ主人公で描かれた3部作の構成で、
現実 → 現実だか幻想だか分からない不思議な世界 → 現実だけどアメリカではなく軍から離れた世界
と謎めいた展開で、寓話の物語でもあるようなストーリーになっていました。
最初の物語では、日々ドローンを操作している主人公アイヴァンの日常から始まります。
でも、上からの命令により攻撃した建物が、実は子供たちの寄宿学校だったことが判明してから、
彼の精神は壊れていきます。
2話目はアイヴァンが一人で砂漠にいたところ敵が現れたため、彼は機関銃を手に敵を次々と殺します。
でも、彼が殺したのは寄宿学校への攻撃で亡くなった人たちです。
心が認めまいとしていた、自分は敵の死に直接関わっているという現実が現れているようにも感じました。
3話目は心の傷を抱いたまま転職したアイヴァンが裏社会の賭け試合に出るためにボクシングを習い始め、
ボコボコにされながらも生きていると身体で感じていく物語です。
主人公はハイテクで作られた高い場所から、ようやく地に足の着いた戦いへと降りてきました。
どんな解釈でも出来そうな難しい映画だったので、Q&Aがあってほっとした1本です。
「フル・コンタクト」
監督：ダビッド・フェルベーク 出演：グレゴワール・コラン リジー・ブロシュレ スリマヌ・ダジ
2015年 オランダ＝クロアチア 原題：Full Contact
→東京国際映画祭の公式ホームページはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=11
3本目は「少年班」です。
1978年に開始されたIQの高い子どもを全国から集めて英才教育を受けさせる制度が“少年班”です。
監督さんもこの少年班の出身で、彼の実体験をもとに創られた物語なのだそうです。
15歳頃の恋に目覚める少年たちの恋心が純粋で可愛かったです。
裏切られたと思ったら爆弾を作ってしまうのも、ある意味、純粋さゆえかも知れません^_^;
天才少年たちにも恋や友情はあるので、“天才”を差し引けば普通の恋する少年少女と一緒です。
そんな子供たちの短い青春は純粋で切なくて色々な想いを伝えてくれました。
でも、一番切なかったのは、彼らに夢を託そうとしたチョウ先生の気持ちかも知れないなあと感じた1本です。
「少年班」
監督：シャオ・ヤン 出演：スン・ホンレイ チョウ・トンユイ トン・ツージエン ワン・ユエシン リウ・シーロン リー・ジアチー シアティエン
2015年 中国 原題：The Ark of Mr. Chow
→東京国際映画祭の公式ホームページはこちらへ http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=145
（20151027）