知識と実践する勇気は大切だなあと思いながら観ていました。
火星探査チームが強烈な嵐に見舞われるところから始まる物語です。
1ヶ月の滞在予定でしたけど、嵐の被害を考慮して切り上げて宇宙船へ乗り込もうとしていました。
その途中、ワトニー(マット・デイモン)が飛来物にぶつかって吹き飛ばされてしまいます。
砂嵐で視界も利かない中、仲間はギリギリまで行方を探すもののワトニーの姿は見つからず、
彼の宇宙服が破損したという信号も出ていたため、亡くなったと判断して仲間たちは宇宙へ出発しました。
でも、ワトニーは生きていました。宇宙服を貫通して体にアンテナが刺さっていましたけど、
穴は血でふさがれて空気が抜けるのを防いでいたのです。
一人火星へ取り残されたと悟った彼は、とり急ぎ自分の怪我を治療します。
そして、残された食料を数え、次にチームがやってくる予定の4年後まで生き延びる手段があるかを
必死に考え始めました。
それにしても、本当にポジティブですね~ この前向きなキャラクター、最高です(^^)
予告編にもあった、「サプラ~イズ」という言葉が本編で聴けた時にはニッコリしました。
最後の最後まで前向きに判断して行動するパワーに引き付けられました。
また、主人公は植物学者ですけど、科学や数学、火星観測の歴史などの知識もばっちりです。
水を作るところとか、通信手段を考えるところとか、科学的なアプローチも面白かったです。
子供の頃にこのシーンを観たら、きっと水を作る実権とかしてみたいと思うだろうなあと感じました。
そして何と言っても、ワトニーのキャラクターを体現してくれたマット・デイモンの演技力の凄さを実感しました。
このミッションに関わったみんなの4年後まで伝えてくれてほっとしました。
観終わった時、きっとどんな年代の人が観ても、勇気とパワーをもらえる作品だなあと感じた1本です。
監督:リドリー・スコット 出演:マット・デイモン ジェシカ・チャステイン クリステン・ウィグ ジェフ・ダニエルズ マイケル・ペーニャ ショーン・ビーン ケイト・マーラ セバスチャン・スタン アクセル・ヘニー キウェテル・イジョフォー
2015年 アメリカ 原題:THE MARTIAN
(20160217)
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