草食動物と肉食動物が一緒に暮らす理想的な都会を舞台に描いたディズニーアニメです。
予告編を観て、主人公のうさぎが可愛いなあと楽しみにしていました。
意外に社会的なテーマを根底に持つ物語に、純真なうさぎだからこその展開だなあと感じてしまいました。
スタンダードなキャラクター像を覆すのもあり!でした~
草食・肉食の区別無く、誰もが夢を目指せるズートピア。
うさぎのジュディ(上戸彩)は、幼い頃からの夢を叶えて警察官になりました。
でも、警察組織は肉食動物&男性社会です。
警察学校で優秀な成績を収めても、草食動物で女性のジュディには重要な任務など与えてくれませんでした。
交通違反の取締りを命じられたジュディは不服ながらも黙々と仕事をして、
所長が言い付けた目標数を軽くクリアするほどの仕事をしていきました。
そんな中、行方不明者の続出がニュースになり始め、ジュディも捜索の任務を貰おうと主張します。
でも、意地悪な所長は彼女を捜査に加える代わりに、もし彼女が48時間以内に事件を解決できなければ
警察を辞めろと条件を付けて来ました。
それにしても、ジュディは頑張り屋ですね~
草食だからとか女性だからとか、色々言われて虐げられても頑張ることを辞めません。
めげずに仕事をしてアピールし、一人前の仕事が出来るようになろうと前向きに進んで行きます。
そんなパワーには可愛さと共にちょっと癒された気持ちになりました。
ジュディの相棒になるニック(森川智之)も、過去に辛いことがあったりもしましたけど、
根はいい奴でなかなか頼りにもなるきつねです。
最初は嫌がっていたジュディのお手伝いも、彼女を事情を知ると積極的に協力するようになります。
そんなきつねとうさぎのコンビは観ていて楽しかったです。
昨年のアナ雪みたいにミュージカルでは無いので思いっきりワクワクするようなシーンはなかったですけど
ちょこまか動くキャラクターならではのスピード感が楽しかったです。
特にナマケモノは爆笑でした(^^ゞ
正直なところ、ひつじにはもうちょっと素直なキャラクターを与えて欲しかったですけど、
まあ、意外性としては仕方ないでしょうか… 何と言っても、この深いテーマには似合っているかも…
と複雑な気分になりつつも最後は笑顔と元気をもらえた1本です。
監督:バイロン・ハワード リッチ・ムーア 声の出演:上戸彩 森川智之 三宅健太 サバンナ高橋茂雄 竹内順子 Dream Ami
2016年 アメリカ 原題:ZOOTOPIA
(20160504)
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公式サイトはこちらへ http://www.disney.co.jp/movie/zootopia.html