高畑充希さんはやっぱり上手いなあと思ってしまいました(^^ゞ
独り暮らしのさやか(高畑充希)はいつもコンビニ食で済ませてしまうような料理下手です。
ある朝、彼女は不思議な夢を見ました。
その夢で、さやかは会社で嫌なことがあり、がっくりと疲れ果てながら帰宅したところ、
自転車置き場で倒れている男性(岩田剛典)を見つけました。
大丈夫?と声をかけた彼女に、その若者は「お嬢さん、僕を拾ってくれませんか?」と答えます。
お腹が空き過ぎてもう一歩も動けないと訴え、しつけの良いいい子ですと宣言する彼にさやかは爆笑します。
そして、若者を家へ入れるとカップラーメンを食べさせてあげました。
夢を見ていたさやかは、良い匂いと人の気配で目覚めます。
驚いてキッチンを見ると、夢の中で拾った男性が朝ごはんを作っていました。
彼女はお味噌汁を飲むと、思わず涙をこぼします。
そして、彼は半年の期限付きでこの部屋で居候することになりました。
それにしても、やっぱり甘いラブストーリーですね~
二人の出会いから半年間の出来事は、ほとんどファンタジーです。
若者・樹の存在自体がファンタジーのようなのですよね(^^ゞ
でもその分、さやかの現実はなかなかシビアです。
お客が待ち合わせ場所を間違えても、ありそうもない条件の物件を検索させられて見つけられずに激怒されても
物件の案内中にセクハラされて食事を断り、態度が悪いとクレームを入れられても、上司は彼女を責めるばかり。
理不尽だなと可哀想になるほどです。
それでも、帰宅すると美味しい食事があり、休日には夢のように楽しい時間が待っていると思えば耐えられます。
そして、そんな彼女だからこそ、この恋も応援できるのかもですね。
さやかの希望は樹がずっと傍に居てくれることでしたけど、彼は半年前に言っていた通り、
きっちり半年で去ってしまいます。
それはもう、あっさりしたもので、さやかはまた辛い現実だけの生活に戻ってしまいます。
現実と向き合った彼女が少しずつ精神的に成長していく姿には、解るなあと思いながら観ていました。
もちろん、甘~いラブストーリーなので展開は分かるのですけど、それはそれで安心して楽しめました(^^ゞ
観終った時、たまにはこういう可愛い物語を楽しむのもいいよねと感じた1本です。
監督:三木康一郎 出演:岩田剛典 高畑充希 阿部丈二 今井華 大和田伸也 宮崎美子
2016年 日本
(20160610)
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公式サイトはこちらへ http://shokubutsu.jp/