ホアキン・フェニックス、エマ・ストーン主演のウディ・アレン監督最新作です。
原題は「IRRATIONAL MAN」で、ホアキン・フェニックスが非合理的な男?と気になっていました。
普通の学園ラブストーリーから始まる物語は、テンポ良くどんどん奇妙な方向へと向かっていきました(^^ゞ
ホアキン・フェニックスの濃い怪しさとエマ・ストーンのキュートな可愛さが輝いていました~
哲学の教授エイブ(ホアキン・フェニックス)が新しい大学へ赴任してくるところから始まる物語です。
でも、このエイブは愛する妻が親友と不倫して離婚という体験をしてから、シングルモルトを手放せない男。
才能はあるのに何とも陰気で人付き合いが悪く、心の底に自殺願望を抱えていました。
そんなエイブに惹かれてしまうのがエマ・ストーン演じるジルです。
彼女は教授を両親に持つお嬢様ですけど、なかなか自由精神なところもあって、
ロイ(ジェイミー・ブラックリー)という優しくてスマートな同級生とラブラブなのに浮気してしまうのです。
彼女は、ロイも愛しているけど一人には決められなくてエイブも好きなのとはっきり言うので
まあ悪気が無いというか…
何と言っても彼女はエイブみたいな人と出会ったことが無いので一気に恋に落ちてしまいました^_^;
そんなちょっと可愛いラブストーリーだったのに、エイブが急に人格を変えて物語も急展開します。
そこはウディ・アレン監督。ちょっと食堂で耳にした他人の悩み話から、殺人事件へと発展していくのです。
軽快なテンポで鬱々とした自己破壊男が、そのパワーを外へオープンにしていくところは
微妙に不気味で可笑しかったです。
そして、サクッと集結する運命にはちょっとビックリながらも笑ってしまいました(^^ゞ
観終った時、やっぱりウディ・アレン監督は面白いなあと感じた1本です。
監督:ウディ・アレン 出演:ホアキン・フェニックス エマ・ストーン パーカー・ポージー ジェイミー・ブラックリー
2015年 アメリカ 原題:IRRATIONAL MAN
(20160701)
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