ボーカルグループGreeeeNの結成当初の物語を松坂桃李&菅田将暉で描いた青春ドラマです。
音楽はあまり詳しくは無いですけどGreeeeNが歯医者さんのグループということは知っていたので
どんな人たちなのだろうと気になっていました。
音楽という夢の大きさが曲と共に心に残るような作品でした。
今どきなかなかお目にかからないような強烈な父親の元に育った二人の兄弟の物語です。
心臓を専門とする医者の父(小林薫)は、息子の将来は医者!と決め付けていました。
そんな父に強く反発した兄JIN(松坂桃李)はロックバンドのボーカルを目指して家を出てしまいます。
一方の弟HIDE(菅田将暉)は、音楽に惹かれながらも歯医者を目指して大学に合格しました。
JINは音楽性からレコード会社に曲を気に入られず、結局グループは解散してしまいます。
同じ頃、HIDEは意気投合した同級生たちとボーカルグループを結成しようと、自分の曲を創り始めました。
そして、HIDEが兄にその曲のアレンジを頼んだ時、彼らの運命は大きく動き始めました。
それにしても、これは音楽グループの誕生というよりは兄弟の物語ですね。
性格の違う兄と弟は、互いを気にかけていても、それほど多くは語り合いません。
でも、肝心なところではしっかりと支え合っているようなちょっと不思議な二人でした。
そんな兄は反骨精神そのままに激しいロックの曲を歌います。
そんな彼らの歌を聴きに来る観客たちも、喧嘩っ早くて激しい人ばかり。
一方の弟たちのグループは、観客のみんなで笑顔になりながら歌えるような音楽です。
ライブの様子を端で見ていた兄が弟の音楽を支えようと決心したのも分かるなと感じました。
そして、そんな二人の絆からあの大ヒット曲が生まれたのですね(^^)
何と言っても、映画全体に流れる音楽が心地良かったです。やっぱり「キセキ」は名曲ですね♪
もちろん、兄弟を演じた松坂桃李さんと菅田将暉さんの自然な演技も良かったです。
観終った時、GreeeeNにはマイペースでずっとずっといい曲を創っていって欲しいなあと思った1本です。
監督:兼重淳 出演:松坂桃李 菅田将暉 横浜流星 成田凌 杉野遥亮 奥野瑛太 忽那汐里 平祐奈 野間口徹 麻生祐未 小林薫
2017年 日本
(20170129)
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