帝一の國

古屋兎丸著の同名コミックを菅田将暉ほか人気俳優陣で描いた学園コメディです。
予告編を観て、一体どんな結末が待っているのだろうと気になっていました。
必死に生徒会長選へ挑む主人公たちの姿が印象的で楽しい作品でした。

母の影響でピアノを弾くのが大好きだった赤場帝一（菅田将暉）は、政治家の父の強硬な反対に遭い、
ある日を境に総理大臣への道へと向かい始めました。
成績も優秀な彼は無事に希望校の海帝高校へNo.1の成績で入学を果します。

次期生徒会長と目される氷室ローランド（間宮祥太朗）に認められるため、帝一は日々努力をしていきます。
でも、ライバルの東郷菊馬（野村周平）も生徒会長を狙っていました。
菊馬は機会があるとすぐに帝一の邪魔をします。
そして、次期生徒会選の選挙を前に、帝一の父親が逮捕されてしまいました。

それにしても、めちゃくちゃ笑いました～　楽しかったです(^^)
しかも、みんな上手い！
菅田将暉さん演じる帝一や、野村周平さん演じるライバル・菊馬も一筋縄では行かない
難しいキャラクターなのに、全く違和感がありません。
爽やかさNo.1の大鷹弾を演じる竹内涼真さんも、静かに策を練る森園億人を演じた千葉雄大さんも
もちろん他の俳優陣もみんな良かったです。

特に菅田将暉さんは主役を担っているだけあって、熱量が半端無かったです。
父親役の吉田鋼太郎さんとの二人だけのシーンでも、ついつい笑わされてしまいました(^^ゞ

帝一は真剣に生徒会長を目指します。総理大臣になって自分の国を創りたいという野望があるのです。
そのためには海帝高校の生徒会長OBが入れる会に入らなくてはならず、
さらに、自分が次期生徒会長に選ばれるように勝ち組の派閥に入らなくてはならず、
そして今、自分の入っている派閥の先輩を生徒会長にしはくてはならず…
自分の夢のために計画を立てて行動を起こす帝一の執念はすごかったです。

選挙戦の結末もなるほどと思いました。
観終った時、楽しかった～もう一度観てみたいかもと感じた1本です。



監督：永井聡　出演：菅田将暉　野村周平　竹内涼真　間宮祥太朗　志尊淳　千葉雄大　永野芽郁　鈴木勝大　萩原利久　岡山天音　井之脇海　木村了　吉田鋼太郎
2017年　日本
（20170421）

→公式サイトはこちらへ　http://www.teiichi.jp/

追伸
この映画は試写会で観ました。公開は4月29日以降の予定です。