毎年楽しみにしているお祭り2日目です。
今日は東南アジアの映画を2本チャレンジして来ました!
1本目は『
カカバカバ・カ・バ?』です。
“もし日本の技術とドラッグとカトリック教会が混ざったらどうなる?”というコンセプトで創られたコメディです。
印象としては、幼い頃にコタツ&みかん&茶の間で観ていたお笑いコントのよう。
1980年の作品らしい懐かしくてゆるいコミカルさが楽しかったです。
でも、80年代では日本からフィリピンにヤクザが入り込んでドラッグを蔓延させていたのでしょうか。
風刺的なコメディでもあるので、よく考えたらそこはちょっと怖かったです。
それでも、シスターたちの歌声が素晴らしくて、楽しかったなという余韻の残った1本です。
監督:マイク・デ・レオン 出演:クルストファー・デ・レオン チャロ・サントス サンディー・アンドロング ジェイ・イラガン
1980年 フィリピン 原題:Will Your Heart Beat Faster? /Kakabakaba Ka Ba?
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東京国際映画祭のサイトはこちらへ http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=1772本目は『
他者の言葉の物語』です。
95歳のおばあさんが生き別れた夫の墓を探そうとするロードムービーです。
このスリばあさんを演じたのは素人の農婦のポンチョ・スティイェムさん。
この人の多くを語らずに黙々と歩み続けていく姿が印象的でした。
この探す方法が、夫が持っていたはずの対のナイフが示す方向へ進んでいくというもの。
かなり不思議なのですけど、このスリばあさんがやっていると本物に見えてくるところも興味深かったです。
やっぱり95歳のお婆さんがとぼとぼと歩む姿には感じるものがあるのか、
途中で出会う人も親切な人が多くてほっとします。
でも… 旅の結果には心が痛みました(T_T)
このスリばあさんの表情と姿はずっと忘れられないだろうなと感じた1本です。
監督:BW・プルバ・ヌガラ 出演:ポンチョ・スティイェム ルクマン・ロサディ ルジャール・スブロト ヴェラ・プリファタマサリ
2016年 インドネシア 原題:Tales of the Otherwords/Ziarah
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