鎌倉に住む作家の一色正和(堺雅人)は幸せでいっぱい。
長年、独身を貫いて来ましたけど、出版社のアルバイトで原稿を取りに来た亜紀子(高畑充希)と
運命的な出会いをして結婚したのです。
新婚旅行から帰宅した二人は、楽しいドライブをしながら鎌倉の自宅へと帰って来ました。
鎌倉には現世と異界が交じり合っているような不思議なところがあります。
河童は歩いているし、魔物たちが出店している夜の市場があったり、貧乏神(田中泯)もやってきます。
平然としている正和の隣で怖がりの亜紀子は驚くばかりですけど、
彼女の明るさと優しさはそんな世界を受け入れていきました。
ある日、亜紀子は自分に異変が起きたことを感じます。
でも、執筆の締め切りに追われる正和には怖くて相談できません。
時間が過ぎるうちに、今度は正和が病で倒れました。
夫の体調不良の原因が自分にあると知った亜紀子は、死神(安藤サクラ)と共に黄泉へと旅立ちました(T_T)
それにしても、不思議で面白い世界でした~ この世界の鎌倉は何でもありですね(^^ゞ
原作は未読なのでよく分からなかったのですけど、時代はやっぱり昭和なのでしょうか。
ちょっとレトロな空気感が漂っています。
そんな雰囲気なので、魔物や幽霊がとても似合います。
魔物たちが普通に歩いているなんて、頭では分かっていてもドキドキしそうです。
でも、みんな愛嬌があって可愛く見えるのも不思議でした。
そんな鎌倉でラブラブな可愛い新婚夫婦の姿を観るのは楽しいです。
後半は夫が妻の魂を連れ戻すために黄泉の国へ行くという怒とうの展開になるのですけど、
これだけ強い愛で結ばれた二人なら、どんな展開も納得ですと思いました(^^ゞ
エンドロールを観ていると、途中でちょこっと出てきた小物たちに
どんな意味があったのかが分かって楽しかったです。さすがは細かいところまで楽しめるなあと思いました。
観終った時、この世界をもう一度もっと大きなスクリーンで楽しんでみたいなあと感じた1本です。
監督:山崎貴 出演:堺雅人 高畑充希 堤真一 安藤サクラ 田中泯 中村玉緒 市川実日子 ムロツヨシ 要潤 大倉孝二 神戸浩 國村隼 古田新太 鶴田真由 薬師丸ひろ子 吉行和子 橋爪功 三浦友和
2017年 日本
(20171129)
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公式サイトはこちらへ http://kamakura-movie.jp/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は12月9日以降の予定です。