私のお正月休みは3日までなので、せめて1本でも映画を観たいなあと思っていました。
やっぱり年明け1本目に相応しいのはこれでしょ!と選んでみました。
アガサ・クリスティの名作をケネス・ブラナー監督・主演で新しく作りあげたサスペンスです。
もちろんストーリーは知っていたのですけど、この豪華なキャストに惹かれてチャレンジしてみました。
凍てつくような山間に閉じ込められた列車の緊張感に、ポアロと一緒に切なさを感じるような作品でした。
名探偵と名高いエルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)はエルサレムを訪れていました。
神殿から大切な秘宝が盗まれ、ポアロに解決の依頼が来たのです。
容疑者は聖職者3人で、それぞれの宗教は違います。一歩間違えると大騒動になりかねない状況です。
でも、ポアロは壁画に見つけた唯一の証拠から真犯人を暴き出しました。
この解決を機に休暇を楽しもうとしていたポアロは、手紙を手にした英国大使館員に呼び止められます。
本国で重大な事件が起きてしまったのです。
急遽、ポアロはオリエント急行に乗りロンドンへ帰ることになります。
でも、それが新たな事件へと彼を導いていきました…
それにしても、やっぱり豪華な出演陣ですね~ 皆さん、さすがの存在感と上手さです。
ストーリーは分かっていても、すぐに引き込まれてしまいました。
ジョニー・デップ、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス、デイジー・リドリーと主役級が揃っている中でも、
ポアロ役のケネス・ブラナーと鍵となる妖艶な美女役のミシェル・ファイファーは特に素晴らしかったです。
そして、過去の知識をすっかり忘れて、スクリーンに映し出されていく一瞬一瞬に見入っていました。
ポアロの信条とする正義と悪のバランスを揺るがす事件でしたけど、正義の味方である彼の判断は
ある意味、悪を成敗したのだなと改めて感じた1本です。
監督:ケネス・ブラナー 出演:ケネス・ブラナー ジョニー・デップ ミシェル・ファイファー ジュディ・デンチ ペネロペ・クルス デイジー・リドリー ウィレム・デフォー ジョシュ・ギャッド デレク・ジャコビ レスリー・オドム・ジュニア マーワン・ケンザリ オリヴィア・コールマン ルーシー・ボイントン マヌエル・ガルシア=ルルフォ セルゲイ・ポルーニン トム・ベイトマン
2017年 アメリカ 原題:MURDER ON THE ORIENT EXPRESS
(20180102)
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