行方不明になった娘を必死に捜していく父親の姿を描いたサスペンスです。
予告編を観て、SNSの情報を駆使していく展開が面白そうだなと気になっていました。
パソコン上に映し出される画面だけでこんなに引き込まれるサスペンスが作れるとは!と驚きつつ
次第に引き込まれていきました。
デビッド・キム(ジョン・チョー)は高校生の娘を持つ父親でしたが、最愛の妻を亡くしてからは
大切な娘マーゴット(ミシェル・ラー)ともコミュニケーション不足の日々が続いていました。
そんなある日のこと。突然、マーゴットと連絡が取れなくなりました。
普通だったら携帯電話やSNSで簡単に連絡がつくのに、いつまで待っても返事が来ません。
一時は学校をさぼって友人と山に居るという話もあったのですけど、
結局、娘は友人との待ち合わせには来ていませんでした。
次第に不安が募ったデビッドは警察へ娘が行方不明になったと通報します。
担当になったヴィック捜査官(デブラ・メッシング)は親身になって彼の話を聞くと
家族だからこそ分かるマーゴットの交友関係を調べて欲しいと依頼をしてきました。
デビッドは何故か家へ置きっぱなしになっていた娘のパソコンを立ち上げると、
履歴を見ながら日常的に娘が使用してきたツイッターやフェイスブック、そして動画サイトなどの
SNSサイトを確認し始めます。
そして、その中から見えてきたのは、自分の思っていたのとは全く別人の娘の顔でした。
それにしても、面白い推理小説を読んでいるような作品でした。
ただし、小説は文字(言葉)に謎が隠れていますけど、映画なので映像(写真)にヒントが隠されています。
最後に全ての謎が明かされていく展開がとても面白かったです。
また、父親が我が身を振り返って少しずつ娘の心に寄り添っていく姿が観られたのも良かったです。
観終った時、なかなか評判通りの面白さだったなとちょっと思った1本です。
監督:アニーシュ・チャガンティ 出演:ジョン・チョー デブラ・メッシング ジョセフ・リー ミシェル・ラー
2018年 アメリカ 原題:SEARCHING
(20181121)
→
公式サイトはこちらへ http://www.search-movie.jp/