AI崩壊

監督オリジナルの脚本を大沢たかお主演で映画化した近未来SFアクションです。
今日は1日（映画の日）なので何か観たいなあとチャレンジしてみました。
走りたくない～と何かのTV番組で言っていた大沢たかおさんがひたすら走っていました^^;

妻の桐生望（松嶋菜々子）亡き後、幼い娘を連れて海外で暮らしていた桐生浩介（大沢たかお）が
久々に日本へ帰国しました。
以前、彼が開発したAIは大きく発展し、インフラとして社会に欠かせないものとなっていたのです。
その業績を称えて国から表彰されることになった彼は
義弟の西村悟（賀来賢人）が代表を務めるAIの管理会社へと向かいました。

悟の案内で社内を見学した後、娘の桐生心（田牧そら）と一緒に授賞式会場へ移動しようとした時、
心が大切な写真をどこかに落としたと言い始めました。
授賞式に遅刻できない桐生は、娘を会社に残して車で出発します。
間もなく、突然にAIが機能不全になり、社会が混乱の渦に陥ります。
そして、その犯人として全国に指名手配されたのは桐生でした。

それにしても、AIが暴走した世界は怖いですね～
これだけカメラが氾濫している世界では、どんなに逃げても見つけ出されてしまう…
もちろんネットに繋げられるものを持っていたら、すぐに現在地が判明してしまう…

それでもネットに繋がない限り、ターゲットに接触できないし連絡も出来ません。
人の生活のすべてがネット無しでは成り立たなくなりつつあるのは、
現在でも同じかもと感じながら観ていました。

誰が犯人かという部分はあまり引き込まれなかったです。（動機も犯人もすぐに分ります。）
それよりも、犯人の思考が怖かったです。
こういう人が政治家など社会を動かす人にいたら、国が歪んでいくなあと思いました。
そして、その歪んだ先が今作の世界なのだろうなと感じました。

AIの成長を正しく導いていけるのはどんな人なのだろうと考えてしまいました。
観終わった時、やっぱり書き換えられるデータに頼る世界は怖いなあと感じた1本です。



監督：入江悠　出演：大沢たかお　賀来賢人　広瀬アリス　岩田剛典　高嶋政宏　芦名星　玉城ティナ　余貴美子　田牧そら　松嶋菜々子　三浦友和
2020年　日本
（20200201）

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