「ブラック・スネーク・モーン」を観ていない私にとって、久々のクリスティナ・リッチです。
キュートという言葉はこの映画の彼女のためにある!と思ってしまうほど可愛い作品でした(^^)

裕福な名家ウシルハーン家に生まれたペネロピ(クリスティナ・リッチ)は大切に育てられた女の子。
彼女は一歩も外に出たことが無く、ずっと家の中で暮らしていた。
実は彼女は先祖が受けた呪いのせいで、鼻と耳が豚になっていたのだ。
呪いを解く方法は“お前たちの仲間が呪いをかけられた娘に永遠の愛を誓う” こと。
その言葉を信じるペネロピの母は、名家の息子を次々と呼んでは見合いをさせていたが、
彼らは誰もがペネロピの顔を見た途端、慌てて逃げ出してしまう。
そんなある日、彼女を見て逃げ出した若者の一人が警察へ訴えてしまい、
そのことを新聞に書きたてられてしまった…

代々続く名家。魔女のかけた呪い。家に閉じ込められて恋する人を待つ女の子。
ペネロピの呪いはどうなるのか。恋した人と会える日は来るのか。
物語がとても可愛くて、まるで小さい頃に読んだおとぎ話の世界でした!

彼女のために贅沢を凝らした部屋の調度品やおもちゃなどの美術も上品で素敵でした。
特にペネロピが家出してからの賑やかな町の様子や夜の遊園地のシーンは美しくて、
主人公と一緒にドキドキしながら歩いているような気分になりました(^^)

それにしてもクリスティナ・リッチはキュートですね~ 豚の鼻をつけても全然可愛いです!
この物語は彼女以外に似合う人はいそうにありませんね(^^ゞ
また、相手役のジェームズ・マカヴォイも優しさと弱さが一緒になったような繊細な表情が良かったです。

外の世界へと踏み出した彼女の勇気と頑張りにパワーをもらいました(^^)
時間があったらもう一度観たいなあ、でも、単館ですか…とちょっと寂しく思った1本です。

監督:マーク・パランスキー 出演:クリスティナ・リッチ ジェームズ・マカヴォイ 
2006年製作 イギリス 原題:PENELOPE
(080204)

追伸
この映画は試写会で観ました。公開は3月1日以降の予定です。