50年以上前に出版された絵本『ぞうのホートンひとだすけ』を映像化したアニメです。
ほこりの中にある世界を助けるために奮闘するホートンの活躍ぶりが楽しかったです(^^)

ジャングルに住むホートンはとても無邪気な気の良い象で、子供たちにも慕われていた。
ある日、水浴びをしていると目の前を風に吹かれて飛んでいったほこりから声が聞こえてきた。
助けを求める声に、即座に行動を起こしたホートンは、必至にほこりを追い始めた。
ようやくクローバーの花を使ってほこりを捕らえたホートンは
その声の主がほこりの中にあるダレダーレ国の市長だということを知る。
そしてダレダーレ国の危機を悟ったホートンは、このほこりを安全な場所へ移すべく旅立つことにした。
だが、ジャングルを仕切っている子持ちのカンガルーがホートンの行動が常識外れだと言い始め、
ジャングルの仲間を使って、ほこりの乗っているクローバーの花を奪う計画を立て始めた…

平日の昼間の吹替版を観てきました。(声優さんが吹替えていたので、安心して楽しめました。)

小さなお子さんも何人か観ていて、反応を聞いているだけでも楽しかったです(^^)
特に後ろの席の男の子は予告編からノリノリで、「仮面ライダーキバ」「劇場版NARUTO」
「崖の上のポニョ」「カンフー・パンダ」などではとても反応が良かったのに、
「パコと魔法の絵本」では急にシーンと静かになっていたのが可笑しかったです~

始まって間も無く、ホートンがいきなり水浴びで脊泳ぎを始めた時はどうしようかと思ったのですけど
まあ、そういうノリか…と納得して観始めたら、それはそれなりに楽しかったです。
特にダレダーレ国の街並みが面白くて楽しそうでした(^^)
『ロボッツ』でも感じましたけど、ハリウッドのアニメって動きのある街を描くのが得意ですね。

ドジだけど純粋で誠実なホートンを中心に繰り広げられる冒険物語は安心して楽しめるストーリーでした。
これだったらファミリー向けに吹替版の公開が中心なのも分かるけど、
でも、やっぱりジム・キャリー&スティーヴ・カレルの声でも観てみたかったなあと思った1本です。



監督:ジミー・ヘイワード
2008年 アメリカ 原題: HORTON HEARS A WHO!
(080714)