小さな町にあるビデオレンタル店を舞台にしたハチャメチャで楽しくて素敵な物語です(^^)
今回もジャック・ブラックのパワーは凄かったです~

再開発により存続の危機に陥っているビデオレンタル店があった。
建物が老朽化しており、建物全体を修繕しないと取り壊し命令が下されるのだ。
町の職員はその地域に新しいアパートを建てて若い人々を呼び込みたいと考えていた。
そんな中、店長(ダニー・グローヴァー)は所用で1週間の旅に出ることになった。
彼は唯一の店員マイク(モス・デフ)に、注意事項を伝えながら店の留守を頼んだ。
特に、マイクの幼なじみで破壊魔のジェリー(ジャック・ブラック)は店に近づけて欲しく無かったが、
ジェリーはやっぱりやってきていた…

一体この物語はどうなるのだろう…と思っていたら、一転して素敵な物語に変わっていました~

前半はジャック・ブラックの一人舞台。
やることなすことめちゃくちゃで言っていることもやっていることも可笑しなジェリー。
そんな彼が何故か発電所の破壊を計画したのですけど、失敗して感電し電磁波男になってしまいます。
そしてレンタル店のビデオテープを全部ダメにしてしまうのです。
そんな人物を大真面目に演じて似合ってしまうのは
本当にこのジャック・ブラックくらいしかいないだろうなあと笑いっぱなしでした~

商品が消えてしまって困ったマイクとジェリーは、リメイク作品を貸し出すことを思いつきます。
最初は『ゴーストバスターズ』。
しかも出演はジェリーとマイクと助っ人の友人の3人だけ。
低予算どころではない手作り感が最高に可笑しくて、何故かお客にも受けてしまいます。
そして、そのリメイクの楽しさは街中を巻き込んでいきました(^^)

それにしても、数々のリメイク撮影シーンは楽しかったです~
こんな手作りリメイクだったら、怒るよりも笑ってしまいますよね(^^ゞ

映画への愛が感じられるような爽やかなラストと共に
エンドロールに出てくるコピーライトの数の多さに楽しくなってしまった1本です。



監督:ミシェル・ゴンドリー 出演:ジャック・ブラック モス・デフ ダニー・グローヴァー
2008年 アメリカ 原題:BE KIND REWIND
(20080922)

追伸
この映画は試写会で観ました。公開は10月11日以降の予定です。