愛と仕事と人生に悩める女性たちの物語です。
失恋や結婚観に悩みながらも少しずつ前に進もうとしている主人公がキュートでした。
ノラ(パーカー・ポージー)はホテルで働く30代の独身女性。
キャリアを積んで管理職に就き、社長からも信頼は厚かったが
何故か最近は仕事に遣り甲斐が感じられなくなっていた。
母親のヴィヴィアン(ジーナ・ローランズ)は事あるごとに結婚はまだかと迫ってくるのに
最近はいい男性も巡り合えない。
本当に愛せる人・愛してくれる人と出会いと思っているのだが、理想の相手が見つからないのだ。
ある日、フロントから連絡違いで部屋が取れていないというクレーム処理の依頼が来た。
相手は有名映画俳優ニック。希望とは階が違うが同じ大きさの部屋に案内してクレームを収めた彼女は
ニックからデートに誘われる。
お酒を飲んで盛り上がり、すっかり素敵な恋に巡りあえたと喜んでいたノラだったが、
実はニックには共演者の恋人がいることが判明。
自己嫌悪と男性不審で恋に臆病になってしまった彼女の前に、
同僚の友人でハンサムなフランス人男性ジュリアン(メルヴィル・プポー)が現れた…
恋にじたばたしているノラがとても可愛かったです(^^)
キュートで明るい性格のノラ。
彼女の素直な佇まいは女性にも男性にも好かれます。
でも、彼女は年齢を重ねていくうちに、人生の目的や恋、そして自分の心を見失っています。
そんな彼女が恋への自信を失いかけた時、彼女をまっすぐに見つめる男性ジュリアンと出会います。
ジュリアンはノラより歳下のフランス人。
フランス人男性がみんなこうなのかは分かりませんけど、ストレートに彼女にアタックを始めます。
彼女の弱さも戸惑いながらも受け入れてくれた彼の熱心さは、彼女の心を少しずつ揺り動かしていきます。
また、ノラを等身大の素直な演技で演じてくれたパーカー・ポージーは本当にキュートでした☆
ノラを応援しながら、ニューヨークとパリの恋はどうなるのかなあとヤキモキでした。
ニューヨークやパリの街並みを見ながら、
フランスの男性ってみんなこんなに素敵なのかなあとちょっと思ってしまった1本です。
監督:ゾーイ・カサヴェテス 出演:パーカー・ポージー ドレア・ド・マッテオ メルヴィル・プポー ジーナ・ローランズ
2007年 アメリカ/フランス 原題:BROKEN ENGLISH
(20090128)