北海道の高校を舞台に描いた青春ストーリーです。
将来への進路に悩みながらも、期待と不安を胸に未来へと進んでいく高校生のひと時を
スケッチのように描いていました。
高校3年生のヒロ(北乃きい)はシュウ(岡田将生)に片想いをしている。
バスケが得意なシュウの試合をみんなと体育館で見ているだけで
ヒロの胸はドキドキし、めまいを起こす始末だ。
立ちくらみを起こしたヒロは親友に連れられて保健室へと向かった。
保健室のベッドに横になって心地よくなったヒロは、つい眠ってしまう。
するとそこに試合中に怪我をしたシュウが現れた…
最初から最後までめちゃくちゃ可愛かったです~
北乃きいちゃんがくるくると変わる表情で、恋に落ちた少女のときめきと不安を演じていました。
二人で過ごした時間は短いです。
進学して離れ離れになったら、この恋は終わってしまうかも知れません。
それでも二人は自分たちの意志で進む道を選びます。
彼女のために北海道に残ろうとする男の子と
彼のために東京への進学を勧めようとする女の子。
例え将来、悔やむことがあったとしても、
でも、きっと二人は間違ってはいないと自信を持って言えるでしょう。
そんな二人のキラキラした表情が眩しかったです。
それにしても、女性の監督が描く少女の物語なので、
女の子がリアルな分、男の子はきれい過ぎるかも…
というか、女性の視線で観るとヒロはとっても可愛い女の子ですけど、男性の視線で観るとどうでしょう。
もしかしたら、とても面倒くさい女の子に見えるかも知れません。
でも、それが女の子と言うものなのです(^^ゞ
エンディングに映し出された映像と音楽を聞きながら、
この物語を取りたいと思った監督さんの気持ちが分かるなあと感じた1本です。
監督:北川悦吏子 出演:北乃きい 岡田将生 溝端淳平 仲里依紗
2008年 日本
(20090226)