世界中が瓦礫と化し、貧困と暴力が横行している近未来。
金になることならどんな犯罪でもやって来た一匹狼のトーロップ(ヴィン・ディーゼル)は
マフィアのボス・ゴルスキー(ジェラール・ドパルデュー)から一人の少女を運ぶ仕事を依頼される。
故郷へ帰るため依頼を受けたトーロップは用意された車に乗り、少女の元へと向かった。
モンゴルの山岳地帯にある修道院から少女オーロラ(メラニー・ティエリー)と
シスター・レベッカ(ミシェル・ヨー)を引き受けたトーロップは
目的地のN.Y.へ向かうため、大陸を横断する旅へと出発した。
だが、そんな彼らのことを別の組織が追い始めていた…
最初から最後までヴィン・ディーゼルのアクションが全開でした~
自分の腕だけを頼りに生きて来た孤独な男トーロップが、無垢な少女オーロラに出会います。
最初は不可解な行動をとるオーロラに怒りを覚えたトーロップでしたけど、
次第に彼女の純粋さに惹かれていきます。
やがて“誰も信用してはいけない”が信条のトーロップも、彼女には心を開くようになっていきました。
でもオーロラには世界を揺るがすような秘密が隠されていました。
その秘密のために、彼女は複数の組織から狙われ始めます。
そして決断を迫られた時、トーロップは命を懸けて彼女を守る道を選択しました。
それにしても、ヴィン・ディーゼルは相変わらず強そうですね~
今回も銃撃戦やカーチェイス、拳での勝負など、様々な闘いを見せてくれました。
あと、マフィアのボスを演じているジェラール・ドパルデューの化けっぷりや
大人しい修道女の役と思っていたら思いっきり戦う人だったミシェル・ヨーの活躍も楽しかったです。
SF的にはストーリーを飛ばしすぎたのか、観ている者を置いてきぼりにしそうな展開でしたけど
きっとアクション好きには満足出来る作品ですね(^^ゞ
ラスト2シーンのあまりにも飛んで行った展開に分からない~と困ってしまいましたけど
まあ、笑顔で終わっていたから良かったのかなあとちょっと思った1本です(^_^.)
監督:マチュー・カソヴィッツ 出演:ヴィン・ディーゼル ミシェル・ヨー メラニー・ティエリー ジェラール・ドパルデュー シャーロット・ランプリング
2008年 アメリカ/フランス 原題:BABYLON A.D.
(20090427)
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は5月9日以降の予定です。