とうとうヴォルデモートの復活が世間へ明らかになった。
闇の力は強大になり、マグルの世界にも破壊の影響を及ぼし始めた。
そんな中、親代りだったシリウス・ブラックを亡くして傷心のハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は
ひとり街中に出ていた。ひとりでいる方が、気がまぎれると思ったのだ。
そこへダンブルドア校長が迎えに来た。
ハリーに一人でいるのは危険だと言って、自分についてくるように指示する。
ダンブルドアの腕を取ったハリーは、見知らぬ家の前に着いて驚いた。
その派手に荒らされたような家の中を探索すると、一人の男が見つかる。
ダンブルドアはその男ホラス・スラグホーンをホグワーツへ召喚しようとしていた。
実はスラグホーンはヴォルデモートが少年トム・リドルの頃に彼を可愛がっていた教師だった…
始まる前は2時間34分なんて長いなあと思ったのですけど、観始めたらいつの間にか終わってました~
原作は大分前に読んだので、あらすじしか覚えていません。
映画を観ながら、そうかこんな物語だったか…と思いながら観ていました。
何と言っても、シリーズはここから最終段階に入ります。
ドラゴ・マルフォイ(トム・フェルトン)に課された秘密の指令とは何か。
ヴォルデモートの不死身の力はどこから得たのか。
そして、スネイプ(アラン・リックマン)の本当の目的は何か。
それらの謎が明らかになるに連れ、ホグワーツ学校の行末と共にハリーの辿る道が狭められて
ひとつの方向へと真っ直ぐに向かい始めます。
この作品は最終への準備段階なのです。
それにしても今回もストーリー&画面共にダークですね~
笑いはロン(ルパート・グリント)の場面だけ。
しかも彼が大活躍する楽しいクィディッチのシーンでさえ、青空ではなく雲に覆われています。
ただ、今回の物語ではハリー、ロン、ハーマイオニーの恋模様も描かれていて、そこはちょっとキュートです。
ダンブルドアがハリーに大人になったなあと言う台詞もあって、本当に!としみじみ思ってしまいました(^^ゞ
次作の公開は前編が2010年の冬、後編が2011年の夏です。現在、撮影中なのですよね。
でも、今作を観終わった時、早く続きも見せて~と心の中で叫んでしまった1本です。
監督:デヴィッド・イェーツ 出演:ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン マイケル・ガンボン アラン・リックマン ジム・ブロードベント トム・フェルトン
2009年 アメリカ 原題:HARRY POTTER AND THE HALF-BLOOD PRINCE
(20090706)
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は7月15日以降の予定です。