世界に殺人ウィルスが蔓延した年から3年が過ぎた2017年(ともだち歴3年)。
“ともだち”は世界大統領となり、東京は高い壁で覆われた不思議な街に変わっていた。
壁の外から内側へ入るには手形を持って関所を通らなければならない。
ウィルス騒ぎの際に外地へ出されてしまったオッチョ(豊川悦司)と角田(森山未來)は
高い壁をなんとか乗り越えて東京内に侵入することが出来た。
二手に分かれて追っ手を引き付けたオッチョは、たまたま通りかかった幼い姉弟に助けられる。
彼らから東京の現状を教えてもらったオッチョは、
カンナ(平愛梨)の居所へ手掛かりを見つけると同時に
2000年の“血の大みそか”で死んだと想われていたケンヂ(唐沢寿明)の新曲を耳にする。
オッチョは早速、“氷の女王”と呼ばれる過激派になってしまったカンナの元へ
ケンヂの歌声を届けに行った…
最終章だけに役者も展開も豪勢だなあと思いつつも、
壮大な物語ももうこれで終わりなのか…と、ちょっと寂しかったです~
8月20日に世界は滅びるという予言。この予言は何を意味するのか。
“ともだち”はどんな計画を立てているのか。
そして、人々は何をしなければならないのか。
計画が明らかになってくるにつれ、“ともだち”に立ち向かおうとする人々が団結し始めます。
まず、オッチョが前作どおりのパワフルさで登場します。
また、前章ではほとんど出てこなかったケンヂも復活します。
組織のリーダーとなったカンナや、ケンヂの姉で科学者であるキリコの活躍、
そして、前回の闘いには参加しなかった幼なじみたちも、今回は協力者となって登場します。
彼らは人類を救い、“ともだち”の目論見を止めようと頑張ります。
この試写会の中では、最大の謎“ともだち”の正体はまだ不明です。
物語としてはここで終わっても良いのではないかという場面で終わるのですけど、
映像はちゃんと「ラスト10分の予告編」まで続いていました(笑)
まあ、元々この作品は映画館で観るつもりだったので、
公開したら本当はどれくらいカットされているかを検証しにでも行ってみようかな(^^ゞ
なんかいいなあと思ったのは、ケンヂの歌声が絶望から死に急ごうとしていたカンナや
“ともだち”から離れようとしていた人々の心を動かしていったことです。
歌声は人が集まるにつれて大きなパワーになっていきます。
カンナの呼びかけに集まってきた人々がライブ会場で一体となるシーンはちょっと胸が震えました。
とうとう映画のシリーズも終わったので、1年間我慢していた原作に手を出してみようかなあと
思い始めた1本です。
監督:堤幸彦 出演:唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 平愛梨 香川照之 石塚英彦 宮迫博之 佐野史郎
2009年 日本
(20090818)
追伸
本日劇場で観て来ました。
ラストの10分間は、とてもいい話でした~
ぜひ、エンドロールが流れても席を立たないようにして下さいね(^^ゞ
(20090830)