ある夜、川の字で寝ていた野原家では家族全員が同じ夢を見た。
湖のほとりで着物を着た美しい女性が水をすくっている夢だ。
みんなで朝食を食べながら、何の意味があるのかと不思議がっていたが、答えは見つからなかった。
その日、家から帰ったしんのすけは、母から苦情を言われる。
しんのすけが見てみると、彼の犬シロが庭に大きな穴を掘っていた。
飼い主の責任で穴を埋めなさいと叱られたしんのすけは、早速埋めようとする。
だが、シロがしんのすけに掘れと訴える仕草を見せたため、しんのすけもしぶしぶ掘り始めた。
すると、そこから古い手紙の入った箱が出てきた…
『
BALLAD』の監督さんがこのアニメをリメイクしたいと思う気持ちが分かるなと思いました。
クレヨンしんちゃんを初めて観ました。しんちゃん可笑しいですね~
あの不思議な話し方も強力なおしり芸も、どちらかというと苦手な方ですけど
しんちゃんだと何故か軽く笑えてしまいます。
そして、そんなテンションのしんちゃんを全く対照的な戦国時代という
命も未来も自由にならない時代に飛ばすなんて凄いなと感じました。
『
BALLAD』は犬も妹も出てこないですけど、ストーリーはほぼ同じでした。
ただ、『
BALLAD』は又兵衛が主人公なので、恋物語が中心のストーリーですけど、
オリジナルは当然しんちゃんが主人公なので、ギャグがいっぱい。
このギャグのシーンと戦国時代のシーンのギャップが面白かったです。
そして戦国時代の人々にも軽く自分のキャラクターを認めさせてしまうしんちゃんは
本当に強烈な存在感だなあとちょっと笑ってしまいました。
それにしても、このアニメの監督&脚本を手がけた原恵一監督は才能があるのですね~
その後に発表した『
河童のクゥと夏休み』はかなりお気に入りの作品です。
観た者に、この作品は大切にしたいぞと思わせるような作品を創り上げています。
これからもどんどん活躍して欲しい監督さんですね。
観終わった時、“大人も泣ける”に納得と思った1本です(^^)
監督:原恵一 声の出演:矢島晶子 屋良有作 林玉緒 ならはしみき 藤原啓治
2002年 日本
(20090905)