ジェン(キャサリン・ハイグル)は過保護な両親と一緒にニースへの旅行に来ていた。
恋人に振られたばかりのジェンにとっては、なかなか切ない旅行だ。
でも、飛行機に乗るところから、両親のおしゃべりにはちょっと疲れを感じていた。
父が予約したホテルへ着くと、夫婦の部屋とジェンの部屋が違う階になっていることが判明する。
ジェンはそれでも良いと思ったのだが、父はジェンの部屋を自分たちの隣にするべくホテルと掛け合い始めてしまう。
父の長い交渉にうんざりしたジェンは、先に部屋へ行くと言い残してエレベーターに乗った。
到着したエレベーターの扉が開くと、乗っていたのはハンサムで力強そうな水着姿のスペンサー(アシュトン・カッチャー)。
ジェンは思わず彼を見つめてしまうと、慌てて目を逸らした…
ジェンの真っ直ぐな明るさと素直さは最強!でした(^^ゞ
一瞬で一目惚れしたジェンとスペンサー。
ジェンはおっとりした普通の女性でしたけど、スペンサーにはCIAエージェントという秘密がありました。
もちろんジェンはそんなことを知りません。
スペンサーの優しさにふれ、ようやく理想の男性に出会えたと幸せいっぱい。
そんなジェンとの愛を守るためには、スペンサーは自分を変えなくてはなりません。
面白いのは、この出会いをきっかけにスペンサーがエージェントを辞めようとするところ。
CIAエージェントという仕事に疑問を持ち始めていたのです。
原題が“KILLERS”というだけあって、スパイというよりは殺し屋のような仕事です。
彼はジェンと結ばれるためにも普通の人になりたいと考え、ボスにそう宣言します。
当然、ボスは彼の希望を却下しますが、それでもスペンサーは
自分の意思を通して結婚を決意し仕事を変えます。
でも、3年の月日が過ぎた頃、平和だった生活が急転していきました。
それにしても、キャサリン・ハイグルはすっかりコメディエンヌが似合うようになりましたね。
何と言っても嫌味の無いお嬢様ぶりが可愛いです。
アシュトン・カッチャーも鍛えられた身体や鋭い目付きはスパイにぴったりでした。
そして、軽いテンポで繰り広げられる二人の掛け合いが楽しかったです。
まあ、つっこみどころはいろいろありますけど、気にしても仕方ないかも…でした(^^ゞ
気軽に楽しくエンターテイメントを楽しみたいなあと思った時にはぴったりの1本です。
監督:ロバート・ルケティック 出演:キャサリン・ハイグル アシュトン・カッチャー トム・セレック キャサリン・オハラ
2010年 アメリカ 原題:KILLERS
(20101116)
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公式サイトはこちらへ追伸
この映画は試写会で観ました。公開は12月3日以降の予定です。