特徴が無くて目立たず、学校の成績も普通という地味な高校生デイブ(アーロン・ジョンソン)にはいつも思っていることがあった。
それはN.Y.の街では正義が行なわれていないことだ。
街には犯罪を目撃しても見て見ぬふりの人間があまりにも多かった。
アメコミが大好きでヒーローに憧れるデイブは、とうとう自分がヒーローになって正義を行なう決心をする。
スーツを通販で買った彼は全身を緑のスーツで身を固め、意気揚々と街を見回っていたデイブは
夜の街で数人の男たちに襲われている男性を助けようとする。
デイブは男たちをやっつけるよりも逆にボコボコにされしまうが、その様子がネットに流れるとたちまちニュースとなって人気者になっていった。
成果に気を良くした彼が、今度は車上荒らしをしていた二人組みに向かって行ったところ、
今度は、あっという間に相手にナイフで腹を刺されてしまう。
そして、そのまま車にひき逃げされ、全身骨折の重傷を負ってしまった…
パワフルさと過激さに圧倒されました~
普通の高校生デイブがヒーロー“キック・アス”に変身して頑張る物語です。
彼は体力的に全く弱いまま気持ちだけで闘おうとします。
ボコボコにされながらも、悪に対して誰も立ち上がろうとしない状況を訴える姿に、ネットでたちまち人気者になります(^^ゞ
気を良くしたのも束の間、2度目はそう上手くいかずに全身骨折の憂き目に遭ってしまいます。
しかも、麻薬がらみの悪の組織に敵対するマスク&マントの男の登場で、デイブの周辺に悪の手が伸び始めました。
一方、悪の組織に人生を狂わされて深い恨みを持つ父娘がいました。
父“ビッグ・ダディ”(ニコラス・ケイジ)は娘“ヒット・ガール”(クロエ・グレース・モレッツ)を
普通の学校には行かせず、徹底的に闘うための教育をしてスーパー少女に育てています。
そしてヒット・ガールは様々な武器を身に着け、ビッグ・ダディと共に嬉々として悪人を殺していく生活を送っていました。
そんな父娘はニュースに流れたキック・アスの映像を目に留めます。
そして、キック・アスが絶体絶命の危機に陥った時、助けてくれたのはその11歳のヒット・ガールでした。
それにしても、ヒット・ガールの登場シーンは衝撃的でした~!
出だしから、こんなにハードな訓練をするのですか!?とびっくりです。
しかも、闘いが始まると圧倒的な強さで容赦なく敵を倒していきました^_^;
ニコラス・ケイジ扮するお父さんはちょっと壊れた人で、娘との会話も武器に関することばかり。
あまりのことに、もう二人の会話には噴出してしまいました(^^ゞ
この作品、続編もあるという噂ですよね。
今度はどんな戦いになってしまうのかなあとちょっと気になってしまった1本です。
監督:マシュー・ヴォーン 出演:アーロン・ジョンソン クロエ・グレース・モレッツ ニコラス・ケイジ クリストファー・ミンツ=プラッセ マーク・ストロング
2010年 アメリカ 原題:KICK-ASS
(20101206)
→公式サイトはこちらへ http://www.kick-ass.jp/index.html追伸
この映画は試写会で観ました。公開は12月18日以降の予定です。