小さな田舎町のダイナーで働いていたアリ(クリスティーナ・アギレラ)は成功を夢見てロサンゼルスに出て来た女の子。
目指すは歌とダンスに満ちた、輝くステージだ。
だが、バックコーラスのオーディションを受けるも落ちてばっかりで、道は険しかった。
ある夜、ふと建物の外に出て休憩していたダンサーの姿を目に留める。
ダンサーのセクシーな佇まいに弾かれたアリは、導かれるようにダンサーの戻っていった建物に入った。
そこはダンスを中心に楽しいショーを見せるクラブ“バーレスク”。
店の奥に輝く舞台を観たアリは、少ない所持金から入場料を払い
始まったばかりのショーを見つめた。
すぐに彼女の瞳が輝き、いつの間にかすっかりステージに夢中になった。
その華やかさは彼女が求めていた場所そのものだった…
クリスティーナ・アギレラとシェールと歌声が本当に素敵でした~
クラブ“バーレスク”を舞台に、そこで働く人々の悲喜こもごもと
スポットライトに照らされた美しいショーを映し出した作品です。
主人公のアリは天涯孤独の女の子。
自分の人生はこの田舎には無いと感じて、片道切符を手にロサンゼルスまで出てきました。
彼女にはダンスのほかに歌唱力という才能があります。
しかし、その才能を発揮できる機会が無く、彼女の才能を認めてくれる人はいませんでした。
彼女はバーレスクでウェイトレスとして働き始めます。
ウェイトレスならこれまでもやってきたことなのでお手の物です。
ショーが始まると彼女の心は舞台に飛んでいきます。
ショーの歌やダンスを真似ながら、一緒にステージにいる夢をみるのです。
でも、まだステージは遠い存在でした。
そんな彼女を優しく見つめるのはバーテンダーをしているジャック(カム・ジガンデイ)です。
もともとは困っているアリを助けようと親切にしているだけでした。
彼にはニューヨークで頑張っている婚約者がいます。
その存在のため、アリとジャックはお互いに心惹かれても近付くことが出来ません。
そうこうしているうちに、アリはワンチャンスをものにして
ショーの中心的ダンサーへと変わっていきます。
そして、アリを狙う男の影が近付いてきました。
それにしても、クリスティーナ・アギレラとシェールの歌声は迫力がありますね。
パワフルで情熱的で圧倒的。もう言うことなしです。
特にシェールが孤独なステージで歌う歌声には、心に迫るものがありました。
全体的にはストーリーよりもステージという感じでしたけど、それでも大満足でした。
観終った時、ずっとこのバーレスクのショーを観ていたいなあと思った1本です。
監督:スティーヴン・アンティン 出演:シェール クリスティーナ・アギレラ カム・ジガンデイ スタンリー・トゥッチ エリック・デイン クリステン・ベル ジュリアン・ハフ
2010年 アメリカ 原題:BURLESQUE
(20110110)
→公式サイトはこちらへ http://www.burlesque.jp/