中学時代は青春の全てをソフトボールに注いてきた長嶋晴菜(大野いと)。
彼女は高校生になったら、恋人を作って憧れの恋愛をしようと心に固く誓っていた。
春、高校生になった晴菜はファッション誌やコミックで研究を重ねたファッションに身を包み
ナンパされようと一生懸命に誘われるのを待つが相手は来ない。
春から夏、そして秋へと変わっても、一向に誘われる雰囲気は無かった。
ある日のこと、彼女が転んで片方の靴を飛ばしてしまった時、通りがかりの男の子が靴を拾ってくれた。
男の子の顔を見た晴菜は、思わず「もてそう~」とつぶやいてしまう。
それほどカッコいい男の子だったのだ。
ちょうどその時、その男の子の友達が “こいつがその靴は合わないと言っていたからやめたら?”と晴菜に語りかけた。
靴を拾ってくれたカッコいい男の子はファッションセンスも図抜けているらしかった。
そして、晴菜のファッションに鋭いコメントを残すと、友達たちと去っていった…
恋に恋する晴菜の素直な元気さがとても可愛かったです。
高校デビューで恋をしようと頑張る体育会系だった晴菜。
でも、独学では彼女に似合うファッションを身につけることが出来ません。
たまたま学校で、先日靴を拾ってくれた少年・小宮山ヨウ(溝端淳平)を見つけた晴菜は、
モテるためのコーチをしてくれと頼みこみました。
恋愛はいいことばかりではない!と言って、一度は彼女の願いを断ったヨウでしたけど、
彼女が過去に活躍したソフトボールの試合のビデオを見て彼女の頑張ろうとする想いを感じます。
彼女は本当にまっすぐなのです。
その翌日からヨウを“モテコーチ”に迎えて、晴菜の恋愛特訓が始まりました。
それにしても、大野いとちゃん頑張ってますね~
その頑張るオーラが主人公の晴菜そのままで可愛かったです。
また、彼女を受け止める溝端淳平さんもクールでカッコ良かったです。
そして、何よりもこの作品をこれだけキュートに作った監督さんとスタッフさんがすごいなあと感じました。
最初から最後まで観ている者を元気にするパワーを感じました。
観終わった時、にっこりして席を立った1本です。
監督:英勉 出演:大野いと 溝端淳平 逢沢りな 菅田将暉 古川雄輝 宮澤佐江 岡本玲 増田有華 温水洋一
2011年 日本
(20110412)
→公式サイトはこちらへ http://koigashitai.com/