二人ともパンクバンドが似合っていました(^^ゞ
中学3年生の少女ハツキ(三吉彩花)の視点を軸に描いた家族のドラマです。
ハツキは未婚のまま17歳で彼女を産んだシングルマザーのアキ(麻生久美子)と二人暮らし。
女手一つで自分を育ててくれる母に代わって毎日の家事をこなしている彼女は、
放任主義の母の下で、しっかり者の中学生に育っていました。
そんなある日、ハツキが家のポストを見ると、一通のエアメールが届いていました。
差出人はヤグ(大泉洋)です。
彼女は実の父親には会ったことがないのですけど、母のボーイフレンドのヤグとは仲が良く、
彼のことを本当の父親のように思っていた時期もありました。
でも、ヤグとアキはパンクバンドのメンバーだったというだけあって、考え方もロックというか
いつも楽しいことを求めているような人たちなのです。
そんなボーイフレンドのヤグは、もう何年も海外旅行に出たままの状態でした。
そして、手紙が届いてから半年後、突然にヤグが帰ってきました^_^;
それにしても、意外にストレートな青春ドラマでした~
原作を未読のままチャレンジしてみたので、主演は大人の二人かと思っていたのですけど、
実は少女の物語だったのですね。
ハツキは中学生の少女だけに思うことや行動が本当に素直でストレート。
次に何を思うかまで想像できてしまうのですけど、それも含めてとても可愛い良い子なキャラクターでした。
そして、彼女の行動はとても純粋で、観ていて懐かしさを感じました。
もちろん、大人の二人も良かったです~
勝気で、様々なストレスの中でも自分を見失わない強さを持つアキ。
いつもは何も考えていないようなお馬鹿キャラなのに、大切な時にはきちんと心を受け止めようとするヤグ。
普段の笑いの絶えない日常のシーンも含めて、このコンビの雰囲気がとても楽しかったです。
ラストのライブのシーンも楽しかったです。
観終った時、すっかり忘れていたピュアな心を思い出したかなとちょっと思った1本です。
監督:山本透 出演:麻生久美子 大泉洋 三吉彩花 能年玲奈 小池栄子 塚地武雅 土屋アンナ 竹村哲 MAH
2012年 日本
(20121206)
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公式サイトはこちらへ http://gme-movie.com/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は12月15日以降の予定です。