ガッチャマン

人気テレビアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」をもとに創り上げたSFアクションです。
かなり過酷な評判ですけど、キャストが面白そうなので気になっていました。
近未来アクションというよりは、人生に悩める青春ドラマのような印象を受ける作品でした。

映画もキャラクターたちも、ガッチャマンであるがゆえに苦労をしていました^^;

東京の日常風景から始まる物語です。
地球征服を狙う謎の侵略者の出現によって、地球は壊滅的な被害を受けました。
普通の武器では歯が立たない最強の敵に対抗するため、
特殊な光を持つ“石”の力をコントロールできる適合者が集められます。
彼らは幼い頃から訓練を重ね、今ではガッチャマンとして敵の作戦を阻止する任務についていました。

ある日、東京が狙われ、街を消滅させる威力を持つ兵器が送り込まれて来ました。
ガッチャマン5人の活躍により、深刻な事態は食い止められましたけど、
もっと強力な対抗策が必要だと考えたのがカークランド博士（光石研）でした。
カークランド博士は石の光を武器にした衛星兵器を開発しており、もう実用段階まで来ていたのです。
そして、その使用が許可された時、敵の新たな陰謀が動き始めていました。

それにしても「科学忍者隊ガッチャマン」はみんなに愛されている作品なのですね。
私はほとんど覚えていないので、映画も気軽に楽しんでしまいましたけど、
きっと、オリジナルが好きな人には違うと思ってしまうのでしょうね(^^ゞ
これはSFアクションではなくて悩める若者の青春ドラマだと思ったら、なかなか楽しかったです。

俳優陣も似合っていました。
健役の松坂桃李さんやジョー役の綾野剛さんは、さすがこういう役が似合いますね。
特にニヒルな役のジョーはカッコいいキャラクターでお気に入りになりました(^^ゞ
剛力彩芽さん、濱田龍臣くん、 鈴木亮平さんも楽しいキャラクターがぴったりでした。
あと、主人公たちに深く絡む役の初音映莉子さんがカッコ良かったです～
「終戦のエンペラー」で初めて見た女優さんですけど、ガッチャマンでも輝いていました。

まあ、突っ込みどころは色々ありますけど、疲れた日常からの気分転換にはぴったりの作品でした。
エンドロール後のワンシーンの続きがすごく気になるなあと思った1本です。



監督：佐藤東弥　出演：松坂桃李　綾野剛　剛力彩芽　濱田龍臣　鈴木亮平　初音映莉子　光石研　中村獅童　岸谷五朗
2013年　日本
（20130904）

→公式サイトはこちらへ　http://www.gatchaman-movie.jp/