越谷オサム著の同名小説を松本潤&上野樹里主演で描いたラブファンタジーです。
原作は未読でしたけど、有名だったのでどんな物語なのか気になっていました。
二人のキュートな演技に最後まで魅せられるような心温まる物語でした。
可愛い初恋だなあと思いながらも、切なくなりました。
偶然の出会いから始まる恋の物語です。
電車や駅の広告を担当する代理店に勤める奥田浩介(松本潤)は東京で独り暮らしをしている25歳。
寝坊をしたある朝のこと。会社に着くと彼はすぐに資料を印刷して新規の取引先へプレゼンに向かいます。
その取引先で先輩と共に名刺交換をしていると、若い女性が後れて入って来ました。
その女性・渡来真緒(上野樹里)の顔を見た浩介は思わず見つめてしまいます。
中学生の時に忘れられない思い出のある同級生の女の子だったのです。
でも、同僚との仲良さそうな雰囲気を感じた浩介は、取引先の担当として挨拶をするとその場を去りました。
でも、やっぱり親しかった真緒が中心の仕事となると、浩介としても仕事にも熱が入ります。
イメージボードが出来上がるとすぐに駆けつけたり、
上司の反対で企画が危うくなると、徹夜で企画を通すための資料を作ったり。
そんな浩介と真緒は、いつの間にか運命のように急速に近付いていきました。
それにしても、上野樹里さんの存在感はすごいですね~
どんなシーンも可愛くてキラキラ輝いています☆
あのふわっとした独特の雰囲気があるからこその真緒だなあと感じました。
そして、映画全体を包み込むように、真緒の一途な恋と浩介の純粋な想いが昇華していきました。
観終わった後も、ビーチ・ボーイズの「素敵じゃないか」が耳にずっと流れている気がしました。
こんな素敵な奇跡なら、きっと神さまも許してくれるかもとちょっと思った1本です。
監督:三木孝浩 出演:松本潤 上野樹里 玉山鉄二 大倉孝二 谷村美月 菅田将暉
2013年 日本
(20131014)
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