ある鑑定士が謎の依頼人と出会ったことから大きく運命を変えていくサスペンスです。
予告編を観て、どんな結末になるのだろうと気になっていました。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の紡ぎ上げる物語は、かなり心がぞわぞわするような展開になっていました。
愛ってやっぱり信じていたいよねと思ってしまいました(-_-)
一人の女性から鑑定の依頼が入るところから始まる物語です。
鑑定士の中でも世界的に有名な腕利きのヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)のもとに
ひとりの女性から鑑定の依頼が入りました。
両親を亡くしたので屋敷にある財産をどう処分したらよいか分からないらしいのです。
面倒そうな依頼人だったので、多忙なオールドマンは断ろうとしますけど、
女性の泣き落としに負けて屋敷を訪ねることになりました。
でも、彼が屋敷を訪ねて待ち合わせの時間になっても、依頼人は現れません。
後日、連絡を取ってきた依頼人にオールドマンが怒りをぶつけると、彼女は泣きながら謝ります。
仕方なく謝罪を受け入れたオールドマンが改めて屋敷を訪問すると、対応に現れたのは
昔から依頼人の両親に雇われていたという管理人の男でした。
そして、依頼人はもう10年以上も屋敷から出てこない特殊な病気であると告げました。
それにしても… 何を書いてもネタバレになりそうなので、書くのが難しい作品です~
謎と言っても、それほど隠されている訳ではありません。
怪しいシチュエーションや台詞はそのまま本当に怪しいので、結末は予想できてしまいます。
ただ、観ながら、それは嫌だなあと思ってしまうのです。
でも、希望とは裏腹に、予想通りの結末へと向かってしまう展開になってしまいました(T_T)
せめてラストに希望を感じられたのでほっとしました。
でも、観終わった後にもしばらくぞわぞわした気分が残ったなあと思った1本です。
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 出演:ジェフリー・ラッシュ シルヴィア・フークス ジム・スタージェス ドナルド・サザーランド
2012年 イタリア 原題:LA MIGLIORE OFFERTA/THE BEST OFFER
(20131223)
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